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チェルシー、女子チーム売却がUEFAの規定で認められず
チェルシーがファイナンシャル・フェアプレー規則(FFP)問題で、欧州サッカー連盟(UEFA)と合意に向けた交渉を行なっているようだ。再び違反した場合は、UEFA主催の大会から1シーズン除外される処分を受ける可能性もあると、英メディア『スポーツバイブル』が5日に報じている。
チェルシーはFFP規則を遵守するため、姉妹会社のブルーコ22ミッドコリミテッドへ女子チームを2億ポンド(約380億円)で売却した。しかし、UEFAはプレミアリーグが定める基準よりも厳しく、関連当事者への資産売却を収入として申告することを認めないため問題が生じている。UEFAは3年間で最大1億7000万ポンド(約323億円)の損失まで許可しているが、女子チームの売却が非承認であることも含め、チェルシーは合計3億5800万ポンド(約680億円)の損失を被っているようだ。
同メディアによると、現在はチェルシーとUEFAが協議中で「罰金の支払いに加え、今後3シーズンにわたる支出計画への合意が条件に含まれる見込み」だという。そして、再び支出の上限を超えた場合は「1シーズンの欧州大会出場停止といった、より厳しい制裁が科される」とのこと。なお、UEFAは5月に結果を発表する予定だ。
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