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ダニ・オルモ、暫定的に選手登録が認められたが…
政府機関のスペインスポーツ高等評議会(CSD)が、バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモに出場許可を与えたことで、ラ・リーガがCSDを控訴した。それに対し、CSDのホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス会長が判決の正当性を主張したと、スペインメディア『バルサ・ユニバーサル』が7日に報じている。
オルモとFWパウ・ビクトルは、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの負傷離脱といった特例措置により選手登録が認められたが、クリステンセンが復帰したことでサラリーキャップを超過してしまう。そして、昨年12月31日の期限までに特例措置の条件が満たされなかったことで、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)はオルモとビクトルの登録を削除。だが、バルセロナが反発してCSDに異議申し立てを行うと、最終的にCSDが暫定登録を認める結果となり、両選手の登録削除が無効にされた。
しかし、ラ・リーガはこの決定を不服としてCSDを控訴している。対するCSDのウリベス会長は、スペインのテレビ番組『エル・チリンギートTV』に出演し「バルセロナと選手たちの訴えに対して、純粋に法的な観点から判断した。これは意見の問題ではなく、法律の問題だ。これは些細な問題ではなく、法律においては手続きがすべてだ。正しい手続きを踏まなければ、決定の効力は失われる」と反論。司会のジョセップ・ペドレロル氏が「ラ・リーガのハビエル・テバス会長が頑固すぎるのでは?」と問いかけると、ウリベス会長は「頑固というより、単に間違っているのだ。手続きを正しく行っていないのに、それを押し通すのは理屈に合わない」と語った。
同メディアによると、もう一つの焦点は、バルセロナが選手登録の条件を期限内に満たしていたかどうかという点だという。ウリベス会長は「ラ・リーガは当初、1月3日の時点でバルセロナが条件を満たしたと認めていた。今になってそれを覆そうとしている」と指摘している。オルモやビクトルに関する問題は拡大し、ラ・リーガとCSDの対立を生み出しているようだ。
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