フットボールチャンネル

「乗り越える必要がある」リーズMF田中碧、指揮官は疲労がパフォーマンスに影響していると指摘「調子を落としている」

text by 編集部 photo by Getty Images

海外日本人選手 最新ニュース

リーズ・ユナイテッドMF田中碧
【写真:Getty Images】

田中碧は疲労の影響でパフォーマンス低下?

 イングランド・チャンピオンシップ(イングランド2部)第40節、ルートン・タウン対リーズ・ユナイテッドの試合が現地時間5日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。チームを率いるダニエル・ファルケ監督は、ここ数試合の田中のパフォーマンスについて報じている。現地メディア『LEEDS UNITED NEWS』が7日に報じた。

 

 前節引き分けに終わったことで、シェフィールド・ユナイテッドに抜かれて2位に転落したリーズ。自動昇格圏内の2位を維持するためにも、ルートンとの試合は白星が必須だった。

 しかし、ルートンMFアイザイア・ジョーンズのゴールで先制されてしまう。リーズは、FWダニエル・ジェームズの得点で試合を振り出しに戻すも、その後が続かず。試合は1-1の引き分けに終わった。

 同メディアは、「指揮官が日本代表MFのミスを指摘」と前置きし、ここ数試合低調な田中について語るファルケ監督のコメントを伝えている。

「数少ない決定的な瞬間で、(現在の)田中は完璧な判断を下すことができていない。前の試合では、不必要なコーナーキックを許し、2点目のゴールをめぐる1対1の争いに巻き込まれ、そして今日もそうだった。(リーグ戦)46試合の出場には慣れていないが、最初の10〜15試合はそれほど関与していない。シーズンの不安定な時期、彼は困難を乗り越える必要がある。完璧なシーズンを送ってほしいが、これはサッカーであり、選手たちはロボットではなく人間だ。終盤戦で重要な選手であり、私は田中を信頼している。」

 ただし、疲労が影響してパフォーマンスが下がっているのは田中だけではないようだ。同メディアは、「田中がここ数試合で調子を落としていることは間違いない。しかし、彼だけではない。マノー・ソロモン、ヨエル・ピルー、そしてダニエル・ジェームズでさえ、ベストの状態ではない。もっとも、この4人の選手はシーズンの大半で素晴らしい活躍を見せてきたため、調子が落ちた時は目立ちやすい」と、リーズの主力選手たちが疲労でベストコンディションではないことを指摘した。

 ルートンと引き分けたことで、3試合連続ドローとなったリーズ。順位表でも、コヴェントリーに勝利したバーンリーに抜かれて3位と、自動昇格圏内の2位から転落している。チャンピオンシップはあとわずか6試合だが、リーズは2位に浮上して悲願の昇格を勝ち取ることができるだろうか。

【関連記事】
えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング2024
大低迷…。欧州でまったく輝けなかった日本人選手10人
なぜ転落…。 日本の「消えた天才」サッカー選手10人 【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!