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【写真:Getty Images】
伊東純也への悪質ファウルも…
フランス・リーグアン第28節、スタッド・ランス対ストラスブールの試合が行われ、ストラスブールが1-0で勝利した。ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は、試合終了間際のサッカー日本代表MF伊東純也に対する悪質なタックルが見逃されたことに怒りを露わにしている。フランスメディア『LINFO.RE』が7日に報じた。
ランス会長が指摘したのは、試合終了間際のシーンだ。後半アディショナルタイム、ストラスブールMFバレンティン・バルコが、ペナルティエリア内でボールを受けるために落下地点にポジションをとった伊東に対して不用意なタックルを仕掛ける。
バルコはボールを見ずに伊東に対して突っ込んでいったようにも見える危険なプレーだったが、審判の笛は鳴らず。伊東もファウルだとアピールするように審判を見つめていたが、判定は覆らなかった。このラフプレーをきっかけに、一時は両チームの選手が入り乱れる乱闘騒ぎとなり、ランスDFセドリック・キプレとストラスブールFWディエゴ・モレイラが退場処分となっている。
ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は、「毎週スタジアムでいろいろなことが起きているが、その答えはいつも『彼らは世界最高の審判員だ』という言葉だ」と前置きし、「VARは我々に金銭的な負担を押し付けること以外に何の役にも立たない。審判は物事をあまりよく見ることができないようだが、VARがあるだろう。なぜ審判はVARで確認することもしなかったのか」と、怒りと呆れの入り混じったコメントを残した。
ストラスブールに敗北したことで、ランスは降格プレーオフ圏内の16位に転落。降格圏内の17位ASサンテティエンヌとは、わずか3ポイント差だ。リーグアンもあと残り6試合となる中で、疑問の残る判定によって手痛い敗戦を喫する結果となった。