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松窪真心、なでしこジャパンが「近い目標になった」時期は? 「サイドの楽しさに…」複数ポジションでの起用で新たな発見

text by 編集部 photo by Getty Images

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松窪真心
【写真:Getty Images】

松窪真心の新たな発見

 アメリカ・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジ(NCカレッジ)に所属するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)MF松窪真心は25日、オンラインでの取材に応じた。なでしこジャパンという場所、いつもとは異なるポジションでの気づきなどを話した。

 ニルス・ニールセン監督体制の前に佐々木則夫氏が指揮を執った2024年10月の韓国女子代表戦で初招集されたが、出場はなし。それでも、今年2月のシービリーブスカップ(アメリカ遠征)でも選出され、A代表デビューを果たしている。

 ニールセン監督については「冗談を交えて距離を詰めてくるのが上手だなという印象。サッカーのことを話す前にも、オフの話とかを踏まえながら距離を縮めるのが上手」と語った。さらに、リア・ブレイニーコーチについて「あなたはドリブルがすごい上手なのだから、もっとどんどん仕掛けなさい。あなたはすごいできる人なのだからと、初めて会った人だったけど、自分のことをよく知ってくれている印象でした」と明かしている。

 2024年9月に行われたU-20女子ワールドカップでU-20日本女子代表の準優勝に貢献し、直後にA代表に初招集され、アメリカ遠征やコロンビア女子代表戦でも選出。これまでの約半年間について以下のようにコメントしている。

「一番最初に招集された10月からは、なでしこジャパンが近い目標になったというか。少し兆しが見えたからこそ、もっと頑張りたいなっていう欲が出てきた。U-20女子W杯が終わって、悔しい思いをして、すぐ呼ばれたというのは、あの悔しさを忘れないまま招集されて、さらにいろいろなことを知れたので、そこからなでしこジャパンに入りたいって思いが強くなった」

 マイナビ仙台レディース在籍時は主にセンターフォワードでプレーしていた松窪は、NCカレッジではトップ下で起用されることが多い。さらに、なでしこジャパンでは、4月のコロンビア戦で初めてCFでプレーした。ポジションについて「特にこだわりはないですけど、相手によってどこがやりやすいかというのがある。この前CFをやった時はゴールに近かったし、守備の時も自分がスイッチを入れるから、やりやすかった」と話した。

 サイドハーフでプレーしたことについては「もっと連携して仲間を使いたい。特にここでやりたいというのはないですけど、あまりサイドはやったことがなかったですが、サイドの楽しさに気づきました」と新しい発見もあったようだ。

 U-20日本女子代表を指揮していた狩野倫久監督(現なでしこジャパンコーチ)を「世界一にしたい」と語る20歳のMFは、「憧れは特にないですが、お手本は岩渕真奈さん」と話す。世界でも活躍した岩渕氏を超え、なでしこジャパンでその夢を叶えることができるだろうか。

(取材、文・構成:折原亘)

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【了】

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