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【写真：Getty Images】

田中碧の不安な点は？

　チャンピオンシップ（イングランド2部）のリーズ・ユナイテッドは、来季のプレミアリーグ昇格を決めた。英メディア『LEEDS UNITED NEWS』は1日に、リーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧がトップリーグでの戦いに適応できるか注目している。

　昨夏の移籍市場終盤に、フォルトゥナ・デュッセルドルフ（ドイツ2部）から加入した田中。今季は、リーグ戦42試合に出場して5ゴール2アシストを記録し、3シーズンぶりとなるプレミア昇格に大きく貢献した。その活躍が認められて、イングリッシュ・フットボールリーグ（EFL）による、今季のベストイレブンにも選ばれている。

　同メディアは、「多くのリーズ・ユナイテッドファン、そしてリーズを強く支持するファンにとって、田中は今シーズンのクラブ最高の選手だ。彼のイングランドサッカーへの適応はまさに完璧だ」と述べつつも、プレミアリーグでの戦いに懸念点があることを指摘した。

「リーズは、舞台裏で田中に疑念を抱いている。格安で獲得した田中は、コストパフォーマンスに優れているだけでなく、チャンピオンシップで最高のMFだとさえ言う人も少なくない。言語の壁があるにもかかわらずだ。しかし、プレミアへの昇格はあらゆることが試される。例えば、ダニエル・ファルケ監督の将来は現時点で確実なものではなく、田中のフィジカル面への耐性も同様だ」

　米メディア『The Athletic』も1日に、「絶好調の時は、チャンピオンシップでも数段上の実力を見せていた選手の一人だ。しかし、プレミアリーグのフィジカルの強さとスピードに対応できるか、クラブ内で田中の実力に疑問を投げかける声もあがっている。ただし、トップリーグでパフォーマンスを維持できる選手がいるとすれば、やはりこの日本代表選手だ。田中の活躍は見ていて楽しいものだった」と、フィジカル面で不安があることは強調しつつも、活躍する可能性は十分あると言及している。