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「交渉が加速」セルティックFW前田大然の去就に影響?同僚MFの負傷でクラブは引き留めに動く?「実現すべき」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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セルティックの前田大然
【写真:Getty Images】

前田大然の移籍に影響?

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属するサッカー日本代表FW前田大然には、イングランド・プレミアリーグの複数クラブが関心を示していると現地で報じられている。スコットランドメディア『THE CELTIC BLOG』は3日に、前田の引き留めにクラブが動くだろうと伝えた。

 

 4月26日に行われた第34節のダンディー・ユナイテッド戦に勝利したセルティック。この結果、4試合を残してのスコティッシュ・プレミアシップ4連覇が決まった。前田はここまでリーグ戦31試合に出場して、16ゴール9アシストを記録している。優勝に貢献した活躍が認められて、PFA(プロサッカー選手協会)の年間最優秀選手(プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)の候補にもノミネートされた。

 今季ゴールを量産した前田に対しては、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラ、ブレントフォード、フラム、クリスタル・パレス、ウェストハム・ユナイテッド、そして来季からプレミアリーグを戦うリーズ・ユナイテッドが関心を示していると英メディア『TBR』が1日に報じている。

 そんな中で、チームを率いるブレンダン・ロジャーズ監督は、ポルトガル人FWジョアン・フィリペが右ヒザに重傷を負い、最大9ヶ月離脱する可能性があると明かした。

 『THE CELTIC BLOG』は、「ジョッタの怪我のニュースは、前田との契約延長更新のための交渉を加速させるはずだ」と前置きし、「多くのクラブが彼に関心を示しており、これは避けられることではない。クラブは、前田と関係者に働きかけ、交渉のテーブルに着くよう働きかける義務がある。それは夏までに実現すべきだ。ジョッタの負傷と離脱期間の長さによって、その必要性はさらに高まっている」と、前田と契約延長して、今夏の流出を防ぐべきだと指摘している。

 また、「たとえ選手の退団に至らなくても、移籍の噂は選手自身を動揺させる可能性がある。監督の計画にも支障をきたすだろう。だからこそ、噂や騒動が渦巻くシーズン終盤に入る前に、今こそ契約を成立させる十分な理由があるのだ。それが監督の望みであり、公言していることだ。ジョッタの負傷後、クラブは活力を必要としている」と、主力として活躍したジョッタの長期離脱という苦しい状況の中で、今夏の移籍が噂されている前田を残留させることに成功すれば、クラブにとって良い影響をもたらすと強調している。

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