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サッカー界において、今や音楽の存在は不可欠だ。スタジアムBGMや、ワールドカップ（W杯）などの重要な局面で公式採用、あるいはファンコミュニティにおいてミーム的な広がりを見せる楽曲が複数存在する。今回は、昨今のフットボールシーンにおいて大きな存在感を放った楽曲を10曲紹介する。※リリース日はDiscogs準拠、再生回数は2025年5月4日時点
タイトル：One Kiss
参照元：YouTube
アーティスト名：Calvin Harris, Dua Lipa
リリース年：2018年
YouTube再生回数：9.6億回
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リヴァプールのアンセムと聞いて、多くのファンが思い浮かべるのが「You’ll Never Walk Alone」だろう。同じプレミアリーグのイプスウィッチ・タウン、JリーグではFC東京のサポーターソングとしても知られており、マージーサイドの都市を超えて世界中のサッカーファンに行き届いている。
しかし、本家リヴァプールではここ数年で新たなアンセムとして定着している楽曲がある。それが世界的DJ／プロデューサーのCalvin Harrisと同じくワールドワイド・スーパースターのDua Lipaによる「One Kiss」だ。
同クラブが2023/24シーズンのカラバオカップ（EFLカップ）制覇、そして今季のリーグ優勝を果たした際、スタジアムに詰めかけたサポーターたちによって大合唱されたのがこの曲である。YouTubeなどで「One Kiss Liverpool」と検索すると、その模様が分かるはずだ。
リヴァプールの地元紙『Liverpool Echo』は2024年9月、同楽曲がサポーターソングとして定着するきっかけとなった出来事に2017/2018シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）の決勝をあげる。リヴァプールがレアル・マドリードと対戦したこの一戦で、Dua Lipaはオープニング・セレモニーに出演し、「One Kiss」を披露した。
試合には1-3で敗れたものの、同クラブにとっては心を震わせる新たなアンセムを手に入れた夜だった。なお、Dua Lipa本人は自身について「名誉リヴァプールサポーター」と言及している（米メディア『WIRED』2020年12月）。
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