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三浦成美が昨季2位のチームで主力定着の理由は?
アメリカ・ナショナル・サッカーリーグ(NWSL)のワシントン・スピリットに所属するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)MF三浦成美は13日、オンラインでの取材に応じた。世界の中でもトップリーグであるアメリカのクラブでレギュラーとして定着できている理由などを語っている。
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日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織出身である三浦は、2023年にNWSLのノースカロライナ・カレッジに完全移籍。今季からは、昨季2位のワシントンへ移籍した。ここまで公式戦13試合に出場し、2アシストを記録。NWSLチャレンジカップで今季初タイトル獲得に貢献するなど活躍している。
ブラジル遠征後に行われたノースカロライナ・カレッジとの一戦では、絶妙なクロスからアシストし、勝利に貢献。攻撃への意識について「日本では、アンカーを数年やってきましたが、こっち(アメリカに)来て8番とか10番とかやることも多くて、よりボックスに入って行ったりとか、1個起点になってアシストを繋げたりと、そういう幅は広がっているなと思います」と話した。
かつてバルセロナ・フェミニで指揮を執っていたホナタン・ヒラルデス監督率いるワシントンに移籍した理由について「(監督やスタッフと)一緒にサッカーがしたいと思いましたし、タレントも多くいてトップチームだったので、この機会を逃したくないというのがあって移籍した」と話している。
さらに、「その中でチームに何を求められているか、自分の良さはどう生きるのかというので、監督は経験もあっていろいろな知識もあるので、そこは貪欲に学ぼうという精神で素直さを忘れずに取り組んでいる結果だと思います」と主力でプレーできている理由を述べた。
また、新たなチームで環境の変化などにも順応。「練習やウェイトはスパニッシュのスタッフが多いので、ガラッと変わりました。スタイルもポゼッション中心ですし、筋トレのメニューも欧州風だったりとか、トレーニングやミーティングのタイミングもアメリカ人とは違ったりと、最初はアジャストが難しかったですけど、それこそバルセロナに行かないとできないことをここでできているので、すごい良い経験ができているなと思います」とスペイン風のトレーニングなどで成長を実感できているようだ。
なでしこジャパンは現地間6月27日にスペイン女子代表、7月にE-1選手権も控えている。アメリカで成長を遂げた三浦は、代表定着を狙う。
(取材、文・構成:折原亘)
