なでしこジャパン・WEリーグ　最新ニュース

樋渡百花が初招集

　日本サッカー協会（JFA）は17日、現地時間27日に行われるサッカースペイン女子代表戦と7月に開幕するEAFF E-1サッカー女子選手権に臨むなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）のメンバーを発表した。初招集のFW樋渡百花は昨季、至高のワンタッチシュートで三菱重工浦和レッズレディースからスーパーゴールを奪った。

　スペイン女子代表戦に常連組が招集される中、E-1選手権に臨むメンバーはWEリーグ中心で構成されている。ベレーザの下部組織出身である樋渡は、2023年12月に正式にトップチームへ昇格。2022/23シーズンは1試合、翌シーズンに5試合出場と名門でのレギュラー奪取に苦しんだ。

　それでも、徐々に出場機会を増やし、結果を残したことで昨季の終盤戦はレギュラーに定着。19試合で7得点を記録し、日テレ・東京ヴェルディベレーザのWEリーグ初優勝の原動力となった。

　そんな樋渡は優勝を争った浦和レッズレディース戦（第15節）で貴重な先制ゴールを奪っている。スコアレスで迎えた84分、北村菜々美の左サイドからのクロスにニアでダイレクトシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。絶妙なクロスボールに合わせる技術は一級品だった。その後、後半アディショナルタイム（AT）に失点し、1-1のドローに終わっている。

　2022年にU-17FIFA U-17女子ワールドカップに出場した逸材FWは昨季ブレイクを遂げ、A代表初招集。なでしこジャパン定着へ向け、アピールすることができるか注目だ。