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長谷川唯がPFA年間最優秀選手候補にノミネート

　イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）のマンチェスター・シティWFCに所属するなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）MF長谷川唯は20日、イングランドプロサッカー選手協会（PFA）の女子年間最優秀選手の6名の候補にノミネートされた。

　PFAが選出する女子の年間最優秀選手は、イングランド国内でプレーしている選手を対象に選ばれる。その候補6名に入った長谷川は、2年連続での選出だ。また、PFA女子年間最優秀若手選手の候補には、チェルシー・ウィメンFW浜野まいかも選出されている。なお、最優秀選手などは8月19日に決定する。

　長谷川は昨季、シティでフル稼働だった。なでしこジャパンの選手として日の丸を背負って戦いながら、リーグ戦の全試合に出場し、公式戦35試合で4アシストを記録。前回のサッカーブラジル女子代表戦はコンディション不良で参加を辞退し、さらに今回のスペイン遠征も同じ理由で不参加が決定している。

　そんな長谷川は、3月2日に行われたWSL第15節のトッテナム戦で貴重な勝ち越しゴールをアシストした。先制するも同点に追いつかれ、1-1で迎えた78分、右サイドでボールを受けて前線へ浮き球のパスを供給。これに反応した藤野あおばが右足のコントロールから左足を振り抜くと、鋭いボールがゴールに突き刺さった。一撃必殺の絶品パスでお膳立て。なでしこジャパンの2人で奪ったスーパーゴールだった。

　ブラジル女子代表戦に続き、スペイン女子代表戦も欠場する長谷川は、万全な状態で新シーズンを迎えてほしいところだ。