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高井幸大、理想的なレンタル先はイングランド国内か
川崎フロンターレに所属する20歳の日本代表DF高井幸大は、まもなくトッテナムへ移籍する見通しだ。ただ、このままトップチームに留まるのか、それとも期限付き移籍するかは不透明となっている。他クラブへ貸し出す場合、レンタル移籍先は重要だと英メディア『スパーズ・ウェブ』が24日に報じた。
高井は川崎フロンターレの下部組織で育ち、その後トップチームへ昇格して現在は主力として活躍している。2024年にはJ1のベストヤングプレーヤー賞に輝き、日本代表としては同年9月に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)の中国戦で代表デビューを果たした。そして、同選手の活躍に注目したトッテナムが、日本人史上最高額の500万ポンド(約9億5000万円)で獲得する見込みとなっている。
同メディアは、移籍決定後のベストなシナリオを考察。今後の展開として「20歳という若さと欧州未経験という背景から、高井がレンタルされることに異論は少ないだろう。トッテナムにはいくつかの選択肢があり、例えば同じく若手のヤン・ミンヒョクの時のように、一度慣れた環境に戻して成長させるという方法もある。あるいは、チャンピオンシップ(英2部)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンでライアン・メイソンと合流する形もあり得る。プレミアリーグの他クラブに貸し出すという選択肢も考えられるが、経験不足ゆえに難しいかもしれない。スペイン、フランス、ドイツといった海外のクラブへのレンタルも選択肢に含まれている」と予想した。
ただし、ブライアン・ヒルやアレホ・ベリスを失敗例に挙げた上で「Jリーグ専門家のベン・ロブソン氏によれば、高井もイングランド特有のフィジカルなプレースタイルに苦戦する可能性があるという。だからこそ、彼に必要なのはスペインやフランスではなく、イングランド国内での実戦経験だ。もし、トッテナムが本気で彼を1〜2年以内にトップチームの主力へと育て上げたいのであれば、同じ失敗は絶対に避けるべきだ。彼に本当に必要なのは、チャンピオンシップか、可能であればプレミアリーグのクラブでの実戦経験なのである」と指摘している。最初からフィジカル重視のプレーに慣れることが、成長への近道かもしれない。
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