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AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)やFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)でサウジアラビアのクラブが存在感をみせている。彼らには欧州の強豪クラブからも主力クラスを引き抜ける圧倒的な資金力があり、世界的な知名度がある選手も続々と移籍をしている。逆にこの流れを有効活用することができているクラブはどこなのか。今回は、サウジアラビアのクラブへの放出で最も多くの移籍金を稼いだクラブをランキング形式で紹介する。
10位:ローマ(イタリア)
【写真:Getty Images】
総売却額:4950万ユーロ(約79.2億円)
10位には、4950万ユーロ(約79.2億円)の売却益を記録したローマがランクインした。イタリアを代表する名門は3選手をサウジアラビアのクラブに売却している。
最も高額な2850万ユーロ(約45.6億円)の移籍金で移籍したのが、2022/23シーズンまで主力だった元ブラジル代表DFロジェール・イバニェスだ。2023年夏にアル・アハリへ完全移籍すると、今年5月に決勝戦が行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でも全試合で先発出場。守備の要として優勝に大きく貢献した。
2024年夏には、前年にリヨンからフリートランスファーで獲得していたアルジェリア代表MFフセム・アワールを1200万ユーロ(約19.2億円)の移籍金でアル・イテハドに放出。主力ではない、かつフリーで獲得した選手を高額な移籍金で売却できたことは、ローマからすると良いビジネスだったと言える。
さらに、2024/25シーズンからサウジアラビアの国内リーグに「若手枠」が加わったことでの移籍も生まれている。
ローマのトップチームで5試合の出場経験があった当時19歳のU-20ポルトガル代表FWジョアン・コスタが900万ユーロ(約14.4億円)でアル・イテファクに完全移籍。また、同日にはフリートランスファーで元イングランド代表DFクリス・スモーリングのアル・フェイハへの移籍が発表されていた。