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【写真:©️STVV】
新加入の2人が意気込みを語る
ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVVは18日、シーズン始動記者会見を行い、新たに加入した畑大雅と松澤海斗が新天地での意気込みを語った。慣れないポジションや異国の環境に戸惑いながらも、自分の武器を磨き、結果を残す覚悟は固い。欧州での挑戦が彼らをどう成長させるのか、期待が高まる。
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「ずっと夢だった海外挑戦をこのクラブでできることに、すごくワクワクしています」と語る畑。湘南ベルマーレでは左ウイングバックとしてプレーしていたが、今季は左サイドバックというポジションで新たな挑戦に臨む。「自分の良さをしっかり出して、チームの勝利と自分の結果につなげたい」と意気込む姿に覚悟が滲んでいる。
一方、松澤もV・ファーレン長崎時代は左サイドでのプレーが主戦場だったが、新天地では慣れない右サイドという新たなポジションに挑戦している。「自分の良さであるドリブルをどんどん出していきたい」と意気込み、「私生活でも慣れないことばかりですが、徐々に慣れていきたい」と異国での生活にも前向きな姿勢を示した。
互いの印象について、畑は「(松澤は)明るい性格で良い」と笑顔を見せつつ、「ドリブルが得意なので、左サイドでも一緒にやれたら面白い」と期待を寄せた。松澤は「この見た目で英語が喋れないのには驚きました」と笑いつつも、「外国人選手にどんどん絡んでいく姿勢は尊敬している」とチームメイトとして信頼を寄せる。
畑は、欧州では前線の選手のプレスが鋭く、勢いよく突っ込んでくる印象があると話す。「相手が(プレスに)来る前から心と体の準備をして、いつでもボールを大事にしながら避けられるように意識しています」と対策を明かした。松澤も「まだスピード感には慣れていない」と打ち明けつつ、「相手が突っ込んでくる勢いを利用してドリブルを仕掛けたい」と欧州特有の激しいプレスを成長の糧にする構えだ。
今季の目標について畑は「全試合出場と得点関与数10を目指したい」と具体的な数字を掲げた。松澤は「サッカー選手としても人としても成長できる一年にしたい」と語った。
それぞれが新たな環境でどんな進化を遂げるのか。シント=トロイデンの新たな日本人コンビに注目が集まる。
(取材・文:編集部)
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