高校サッカー ニュース
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)が7月26日に開幕し、目下激闘が繰り広げられている。強豪ひしめくなか、夏の栄冠を手に入れるのはどの高校だろうか。今回は総体に出場できるほどの実力を持ちながら、学力も高い名門校をランキング形式で紹介する。※偏差値のソースは「みんなの高校情報」。偏差値で並んだ場合は出場回数が多い方を上位とする。複数の学科・コースがある場合は最も高い値を採用する
10位:滝川第二高等学校

【写真:Getty Images】
偏差値:64
所在地:兵庫県神戸市
インターハイ出場:8大会ぶり24回目
インターハイおよび冬の全国高校サッカー選手権の常連校である滝川第二高等学校は、勉学にも大いに力を入れている。
選手権では優勝の栄誉も手にしている強豪の最高偏差値は「64」を示しており、クラスによっては進学校が多い兵庫県の中でも上位の学力を誇る。
偏差値「64」のスーパーフロンティアコース(2026年度入試からイノベイティブフロンティアコースに改編)は、学力養成のための綿密なカリキュラムのもと、週4日の7校時授業で難関大学への現役合格を目指す。
同校の公式サイトによれば、直近3年間で177名の国公立大学の合格者を出している。また、海外大学への進学者も多く、アメリカのアリゾナ州立大学のほか、3年間で13名が海を渡っている。
なお、同クラスの定員は男女約30名に設定されており、2025年度の入試では倍率21.27倍を記録していた。
その上で、同校はサッカーの名門として多くのプロ選手を輩出している。元サッカー日本代表DF加地亮、FWの岡崎慎司に金崎夢生など、錚々たる面々が卒業生として名を連ねる。
今回のインハイで、滝川第二はベスト16で姿を消したが、トーナメントで強豪の帝京大学可児高等学校や鹿島学園高等学校を下しており、地力の高さは十分に示せていた。
夏の全国大会出場は2016年以来だったが、名門の矜持を改めて見せられたのではないか。