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「味方にも責任があった」久保建英、本当の価値を見過ごされている?英紙が分析「実際の数字は物足りないが」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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ソシエダの久保建英
【写真:Getty Images】

久保建英の移籍が実現するなら、エバートンで輝く可能性も?

 レアル・ソシエダに所属する24歳の日本代表MF久保建英に関しては、デイヴィッド・モイーズ監督が率いるエバートンが獲得を狙っていると噂されている。さらに攻撃陣のレベルを上げるポテンシャルを秘めていると、英メディア『スリー・アディッド・ミニッツ』が30日に報じた。

 

 久保は昨季公式戦52試合に出場し7得点4アシストをマーク。数字に物足りなさはあるかもしれないが、今夏にはリバプール、バイエルン・ミュンヘン、アトレティコ・マドリードなどビッグクラブが移籍先候補に挙がるほど注目を浴びている。ただ、ソシエダが2029年6月までの契約を結んでいる同選手の売却に消極的な上に、6000万ユーロ(約96億円)という高額な契約解除金が設定されていることは、獲得を狙うクラブにとってネックとなるだろう。

 それでもエバートンが大金を投じるつもりなら、それだけの価値があると同メディアは主張している。同メディアは久保について「彼の成績はソシエダ全体のパフォーマンス低下に影響されたものであり、必ずしも彼自身のプレーの質を正確に反映しているわけではない。たとえば、期待アシスト(xA)の指標によると、平均4.5アシストに相当するチャンスを味方に提供していた。これは過去の数字よりは少ないが、彼自身だけでなく決めきれなかった味方にも責任があることを示している。依然として非常に印象的な選手であり、とりわけ足元の技術においてはスペインでも屈指の存在だ。昨季、ラ・リーガで彼より成功したドリブル数が多かった選手はわずか5人しかおらず、その数は75回。対人勝負の回数と勝率では、キリアン・エムバペやヴィニシウス・ジュニオールに迫るほどだった」と高評価。

 続けて「鋭いスピードやオフザボールでの優れた動きもあり、ボール奪取後に素早く攻撃へと切り替えるスタイルを志向するチームにとっては理想的な存在だ。これはモイーズ率いるエバートンの戦術とも非常に合致している。また、守備面でも彼は献身的だ。ハイプレスでも、戻って守る場面でも手を抜かず、多くのタックルやボール奪取を記録しており、この点もモイーズが評価するポイントだろう。数字だけを見ると物足りなく感じるかもしれないが、実際のプレー内容とスタッツの両面から見て、彼は依然として非常に危険な存在であり、エバートンが現実的に獲得可能な選手の中では頭ひとつ抜けている」と伝えている。

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