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Jリーグ 3か月前

夢しかない! J3→J1へ”飛び級移籍”を実現させた奇跡の選手(4)「札幌加入は12年越しの…」出番なしを覚悟し叶えた夢

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 華やかに映るJリーグの舞台だが、J3から地道にステップアップを狙う選手も少なくない。そんな中で、一気にJ1へ“飛び級”する選手も存在する。そこからさらに飛躍する者もいれば、J1の壁に苦しむ者もいるのが現実だ。今回は、J3からJ1クラブへ移籍した現役選手をピックアップし、それぞれの軌跡を振り返る。※成績は『transfermarkt』を参照

GK:松原修平(まつばら・しゅうへい)

松原修平
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年8月11日
クラブ:ザスパ群馬→湘南ベルマーレ
移籍時期:2019年

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 北海道出身の松原修平は、コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)のユースで育ち、2011年に当時J2のファジアーノ岡山でプロキャリアをスタートした。

 トップチームには絡めず、セカンドチームにあたる中国リーグの岡山ネクストで経験を積んだ後、2017年1月にカマタマーレ讃岐(当時J2)に移籍している。

 ここでも、リーグ戦出場は1試合にとどまったが、2018年に加入したザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)では、プロキャリアで初めて1シーズンを戦い抜き、2019年にはJ1湘南ベルマーレにステップアップした。

 ただ、湘南では秋元陽太の牙城を崩せず、J1デビューは叶わなかった。1年で群馬に復帰すると、J2で2シーズン計27試合に出場。2022年1月に京都サンガF.C.を経て、3月に札幌へ加入。古巣クラブに12年越しの復帰を果たした。

 しかし、札幌では出番に恵まれず、2024年に水戸ホーリーホックへ移籍。2024シーズンはJ2でリーグ戦26試合に出場した。

 松原は水戸移籍後、自身のnoteで札幌を離れる心境を綴っている。

「札幌加入は12年越しの夢だった」と振り返った。2023年には第一子が誕生し、「満員のスタジアムで、パパがJリーガーだったことを息子に見せたい」との思いが強まったという。

「もちろんポジション争いには負けたくないし、試合にも出たい。でも客観的に見れば、菅野(孝憲)選手や高木(駿)選手のほうが上だったし、信頼も厚かった。チャンスはなかなか来ないだろうと思っていました」

 と胸中を吐露。そんな中で届いた水戸からのオファーに、松原は新たな挑戦を決意した。

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【了】

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