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「そこが疎かにならないように」三菱重工浦和レッズレディース高橋はながWEリーグ5年目にかける思い「知ってもらうきっかけを作っていく」

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三菱重工浦和レッズレディース 高橋はな

【写真:編集部】

WEリーグ開幕前イベントで高橋はなが抱負

 日本女子プロサッカーリーグ、WEリーグのキックオフカンファレンスが8月4日、東京都内で開催された。8月9日の開幕を前に全12クラブの選手が一堂に集結。三菱重工浦和レッズレディースの高橋はなが、発足5年目となる新シーズンに向けて意気込みを語った。

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「開幕戦から私たち、エンジン全開でぶっ倒しに行きます」
 
 トークセッションでは、開幕戦で対戦するサンフレッチェ広島レジーナに対して、闘志を燃やした高橋。WEリーグでは22-23年シーズン、23-24年シーズンで連覇を達成したが、昨季は3位に終わった。

 オフには主力である石川璃音と遠藤優が海外挑戦を決断。さらに、下部組織出身でチームの象徴的存在だった塩越柚歩や猶本光も昨季の覇者、日テレ・東京ヴェルディベレーザに移籍するなど、チームは大きな転換点を迎えている。

「新たなシーズンになるんじゃないかなっていうのは思います。でも、レッズレディースとして今までの歴史もそうですし、私たちが積み上げてきたものがあるので、そういうものもしっかり大切にしながら新しいものを新たに取り入れて、より力強いレッズレディースになっていけるようにしっかり頑張っていきたい」と話し、開幕戦へ力を込めた。

「非常に楽しみですし、逆に私たちがどれだけやれるのかっていうのが試される場でもあると思う。本当に私たちはチャレンジャーなので、しっかり目の前の試合に全力で戦っていきたいなと思います」

 高橋は今季から柴田華絵に代わって主将に就任した。

「キャプテンマークを浦和で巻けるのは本当にありがたいことなので、自分が先頭に立ってより一層強い気持ちを出していかなきゃいけないと思いますし、このエンブレムを背負う責任、誇り、覚悟をしっかりピッチ上で見せていけるように、やるべきことをやっていきたいと思います」と決意を新たにした。

 WEリーグは創設5年目を迎える。昨季はジェフ千葉レディース対大宮アルディージャVENTUSの一戦で歴代最多の2万6605人が来場するなど、飛躍の年でもあった。 

 高橋は「まずは選手がしっかりサッカーで魅せられるところをやっていくべきだと思いますし、昨シーズン広島さんがああいう風に盛り上げてくださったように、選手としてできることであったり、クラブとしてファン・サポーターの方々、いろんな方を巻き込んで、WEリーグを知ってもらうきっかけを作っていく」ことが大事だと言い、こう付け加えた。

「1番大事なのはサッカーだと思うので、そこが疎かにならないようにというか、サッカーで魅せられることが1番じゃないかなと思います」とサッカー自体の魅力でWEリーグを盛り上げていきたいと語った。

 三菱重工浦和の開幕戦は8月10日、ホームで広島レジーナを迎え撃つ。

 (取材・文:竹中愛美)

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【了】

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