ACミラン 最新ニュース
2018年にバロンドールを受賞したクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、セリエAの名門ミランに加入した。レアル・マドリードですべてを手に入れた男は、なぜ来季の欧州カップ戦出場を逃したクラブを選んだのか。本人の言葉、そしてバロンドーラーの獲得に尽力した人物の言葉などから、真実に迫る。(文:佐藤徳和)
燃え続けているサッカーへの情熱

【写真:Getty Images】
ミランに新たな“レジェンド”が舞い降りた。
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7月14日、2018年のバロンドーラー、ルカ・モドリッチが、ロッソネロの一員となった。ミランにとっては、2008年から約2年半在籍したロナウジーニョ以来、実に16年ぶりとなる“黄金のボール”保持者の加入である。
9月9日に40歳を迎えるクロアチアの英雄は、年齢という数字をものともせず、卓越した技術と知性で中盤を統率。昨季もラ・リーガでは35試合に出場し、1試合平均52分のプレータイムを記録した。衰えを知らぬその存在は、若きチームに経験と静かな闘志をもたらすに違いない。
モドリッチが、アラブ系の金満クラブを選ばずに、ミランを選択した理由はシンプルなものだ。
「ヨーロッパでプレーしたかった。重要なフットボールの世界でだ」
トッテナム時代と同じ14番を新たな背番号に選択したモドリッチは、『ミランTV』でユニフォーム姿を披露して語った。レアル・マドリードで栄光に満ちた13年の冒険を終えても、その胸に宿るサッカーへの情熱は燃え続けている。
では、なぜミランだったのか? イタリアの『赤い悪魔』は24/25シーズンのセリエAで8位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)だけでなく、すべての欧州カップ戦の出場権を手にすることができなかった。