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【写真:竹中愛美】
佐々木則夫JFA女子委員長がニールセン監督就任からの約半年間を振り返る
佐々木則夫JFA女子委員長は8月6日、東京都内でメディアに向けたブリーフィングを開いた。なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のニルス・ニールセン監督就任からここまでの約半年を振り返るとともに、AFC女子アジアカップオーストラリア2026に向けた展望について語っている。
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ニールセン監督が就任しておよそ半年。なでしこジャパンは今年2月に行われたシービリーブスカップでアメリカを破り優勝し、幸先よくスタートした。
しかし、その後のブラジルやスペイン遠征では勝利がなく、7月の東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国では国内組中心の編成で臨むも3連覇を逃し、3位に終わった。
佐々木女子委員長はここまでのニールセン監督への評価について、「シービリーブスカップ3連勝ということでスタートして、その後いろんな選手を選考していく中で、様々なポジションを変えてみたり、思考はあの手この手としてやってくれてるなっていうところがある」と切り出した。
ニールセン監督が日本人だけのチームを結成し、指揮するのは初めてということに触れ、「思考は少し時間がかかるだろうなと。ニルス(・ニールセン監督)さんと僕がよく話をするのは海外の選手のチームに日本の選手を入れると非常に機能すると、それは我々もよく知ってるし、いろんな海外のチームもそれをすごく重宝して選手を使っていいチームが出来上がってきてると。しかし、日本の選手全員集めた時にはやはりそうはいかない」と難しさについても言及した。
佐々木委員長はそのうえで大切なことについてこう表現している。
「もっと緻密に連係・連動する。攻守にアクションをする。そういったチームにしなければいけない。どちらかというとサッカーはああすれ、こうすれではないんですけれども、実際に日本が世界と戦う時にはなかなか放任だけでは難しいよと。
もっと緻密にやっていくことがどれだけ重要か。選手たちはすごく吸収力も高いよと。今度9月にまた来日するので、今後はそういったところに取り組んでほしい(ということを伝える)」
来年3月にはFIFA女子ワールドカップ ブラジル2027への出場権がかかるAFC女子アジアカップが控えている。短期間でチーム力をどのように上げていくのかが問われている。
佐々木委員長は「相手がヨーロッパじゃない、トップのチームじゃなくても、やはり自分たちのスタイルをもっと緻密に作り上げていく。相手にはボールを触らせないとか、相手がボールを持ったら必ず10分以内には絶対ボールを奪取しちゃうとか。テーマをどんどん高みにして、そこをクリアして優勝で繋げると。世界に向けての準備段階の1つにして、世界大会まで持ってくことが重要なことですね」とアジアを勝ち抜くうえで必要な考えを示した。
(取材・文:竹中愛美)
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