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コラム 4か月前

マンUは何が変わって、何が変わっていない? アーセナルを圧倒した方法とそれでも負けた理由とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

 プレミアリーグ開幕節、マンチェスター・ユナイテッド対アーセナルの試合が現地時間17日に行われ、アウェイチームが1-0で勝利を飾った。昨シーズンに失意の1年間を過ごしたホームチームは結果こそ伴わなかったが、内容面では劇的な改善がみられている。その課題解決と、それでも勝てなかった理由とは。(文:安洋一郎)※データは『Sofascore』を参照

マンチェスター・ユナイテッドが開幕戦で敗戦

マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス
【写真:Getty Images】

「今日の我々はアーセナルのような強敵であろうと、プレミアリーグのどの試合でも勝てる資質を持っていることを証明できた」

 マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督は0-1で敗れたアーセナル戦を踏まえて、自分たちのチームをこのように高く評価した。

 実際に彼らがピッチで披露したパフォーマンスは素晴らしかった。プレミアリーグの優勝候補であるアーセナル相手に保持率61%と主導権を握り、2倍以上となる22本(枠内7本)ものシュートを放った。

 勝利という結果こそついてこなかったが、試合内容は停滞感の強かった昨シーズンからも劇的に改善されている。

 昨季のマンチェスター・ユナイテッドは、途中就任のアモリム監督の下で十分な準備期間を確保することができず、指揮官の采配も柔軟なものとは言えなかった。それが今夏の移籍市場とプレシーズンを経て大きな成長が見られている。

 では、具体的にどの部分でチームとしての改善が見られているのだろうか。

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