セルヒオ・フランシスコ監督が語ったこととは?
サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地時間24日、ラ・リーガ第2節でRCDエスパニョールをホームに迎え、2-2で引き分けた。試合後、セルヒオ・フランシスコ監督が、2ゴールの起点となった久保について言及している。スペインメディア『futbol fantasy』が25日に報じた。
バレンシアとの開幕節では、ドローに終わったソシエダ。初勝利を目指す今節では、前節にアトレティコ・マドリード相手に逆転勝利を飾ったエスパニョールと対戦した。久保はこの日も右サイドで先発メンバーに名を連ねた。ホームチームは序盤からボールを握り、チャンスを作ってはいたものの、10分に失点。さらに前半アディショナルタイムにもPKから追加点を奪われ、2点のリードを許す苦しい展開に。
それでもセルヒオ・フランシスコ監督が56分に、ルカ・スチッチとベニャト・トゥリエンテスを下げて、覚醒が期待されるオーリ・オスカールソンとプレーメーカーの22歳ジョン・ゴロチャテギを投入。オスカールソンを最前線に、2列目は右から久保、ミケル・オヤルサバル、アンデル・バレネチェアを並べ、ゴロチャテギとパブロ・マリンのダブルボランチに変更したことで一気に流れが変わる。
そして61分には、久保の自陣での見事なドリブルからパブロ・マリンへと繋ぎ、バレネチェアがゴールネットを揺らして、1点差に。さらに8分後には、久保のパスをバイタルエリアで受けたオヤルサバルのスルーパスからオスカールソンが同点ゴールを叩き込み、試合を振り出しに戻した。逆転弾を奪うことはできなかったものの、ホームチームは2点差を追いついて、価値ある勝ち点「1」を獲得した。
セルヒオ・フランシスコ監督は、フル出場で2ゴールの起点となった久保について「タケは前半、とくに立ち上がりは本当に良かった」と評価。さらに、「久保とバレネチェアは、相手に隠れることなく、ボールを要求できるし、もっとゴールに近い位置でプレーしてほしい。その方が得点に直結するからね。彼らがボールに関わると必ず何かが起こるんだ」と両ウイングに高い期待を寄せた。
