冨安健洋、高く評価されているが…
アーセナルは7月4日、26歳の日本代表DF冨安健洋との契約を即時終了することで合意した。無所属となった同選手は次の移籍先を探しているが、まだ決まっていない。そこで右サイドバックの強化を目指すエバートンにとって補強候補の一人になり得ると、英メディア『ワンフットボール』が27日に報じている。
エバートンは今夏の移籍市場で11人が去り、新たに8人の選手がチームに加わった。マンチェスター・シティのイングランド代表MFジャック・グリーリッシュ、ビジャレアルのフランス人FWティエルノ・バリーなど即戦力。さらには、サウサンプトンの19歳MFタイラー・ディブリングなど若手を獲得し、バランス良く補強している。しかし、右サイドバックのポジションに関しては、依然として大きな課題のようだ。
右サイドバックは36歳のシェイマス・コールマンが長年務めてきた。だが、大怪我を負って以降は以前のような実力を発揮できずにいる。そのため、センターバックが本職のジェイク・オブライエンが右サイドバックを務めている。とはいえ、手薄なポジションであることに変わりはなく、強化は必要不可欠と言えそうだ。補強候補としてはセビージャのフアンル、オリンピック・リヨンのエインズリー・メイトランド=ナイルズの名前が挙がっている。
そんな中、同メディアはエバートンの右サイドバックについて議論。ロバート・トレセル氏が「このポジションの問題は、とにかく奇妙だ。あまりにも長く続いている」と疑問を投げかけると、アジャイ・ゴパル氏は「冨安が獲得可能だとは気づかなかった。彼はまだ26歳と若く、プレミアリーグでの経験も豊富だ。日本人選手は総じて非常に勤勉。攻撃面のスタッツはそれほど良くなく、その点ではヴィタリー・ミコレンコに似ているが、非常に堅実なプレーをしてくれるでしょう。もし、彼を獲得できたら嬉しい」と発言。それに対し、アンドリュー・エラムズ氏は「ただし、冨安には長い怪我の履歴がある。ざっくり計算すると、ヨーロッパに来てからの7年間で通算2年以上は試合を欠場している。膝、足首、ハムストリングを含む様々な怪我に加えて、筋肉系の故障も抱えているようだ」と指摘した。マイク・ゲインズ氏も「現在彼は膝の怪我で離脱中だ。今年2月に大きな手術を行なったことで、復帰は年末までかかる見込み」と付け加えている。
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