サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、9月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
※成績、市場価値は4日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
5位:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:パルマ(イタリア)
日本代表通算成績:18試合10失点
市場価値:2000万ユーロ(約34億円)
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サッカー日本代表の最新メンバー市場価値ランキングで5位にランクインしたのは、キーパー王国イタリアで活躍している鈴木彩艶だ。
欧州挑戦後、瞬く間に日本を代表するGKに成長した鈴木彩艶は、昨季シント=トロイデンからパルマに移籍する。
世界を代表するGKのひとり、ジャンルイジ・ブッフォンが育ったクラブに身を置くこととなった鈴木は、セリエAの1年目でリーグ戦全試合(累積による出場停止を除く)に出場。チームのセリエA残留にも大きく貢献した。
そんな鈴木は、この活躍ぶりを日本代表でも見せている。FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選において8試合連続出場を果たし、2失点のみに抑えて世界最速のW杯出場に貢献した。
さらに今夏、イタリアの地で活躍する鈴木は違う形で話題となった。
それは、夏の移籍市場で多くの移籍の噂が立ったことだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ACミランや以前から噂されているマンチェスター・ユナイテッドやウェストハム・ユナイテッドの名前が上がっていた。
ビッククラブからも注目される鈴木の市場価値は、1年間で250万ユーロ(約4.3億円)から2000万ユーロ(約34億円)と約8倍まで上昇。パルマ内ではトップの金額で、全GKの中で17位を記録した。
日本のGKが世界を代表するGKになる未来もそう遠くはないのかもしれない。