サッカー日本代表は来年に開幕を控えるFIFAワールドカップ北中米大会に向け準備を進めている。久保建英や三笘薫らが主力として定着している一方で、ここ最近は代表から声がかからず、ライバルたちに後れを取る選手も出てきている。今回は、W杯開幕まで1年を切った段階で日本代表に呼ばれなくなった選手を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照
DF:中山雄太(なかやま・ゆうた)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月16日
所属先:FC町田ゼルビア
日本代表招集歴(最終):2025年3月
2025リーグ戦成績:23試合1得点3アシスト
森保一監督から厚い信頼を寄せられ続けてきた中山雄太だが、今年3月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)で招集を受けたのを最後に、サッカー日本代表メンバーから外れている。
2019年6月のキリンチャレンジカップに臨む森保ジャパンに選出された中山は、直後のコパ・アメリカ2019に挑む東京オリンピック(五輪)世代中心で構成されたチームにも選出された。
センターバック(CB)、サイドバック、ボランチと複数のポジションをこなせるユーティリティ性が、森保監督から高く評価されたうえでの代表入りだった。
2025シーズンは明治安田J1リーグで23試合に出場。5位につけるFC町田ゼルビアの最終ラインを支え、替えの効かない存在となっている。
所属クラブでの好調ぶりに加え、9月のアメリカ合衆国遠征に臨む森保ジャパンでは、左利きCBの町田浩樹が負傷により不参加に。同じく左利きである中山の需要が高まるものと思われたが、蓋を開けてみれば招集外となった。
カタールで開催された前回ワールドカップは、直前に負った右アキレス腱の負傷により棒に振ってしまっている。メンバーに選ばれていたなかでの負傷離脱は、中山の心に今も大きな悔いとなって残っているはずだ。
来たるワールドカップの開幕まで1年を切り、コンディションに問題がない状況で日本代表メンバーからフェードアウトすることだけは避けたいところ。
町田でさらなるハイパフォーマンスを披露し、森保監督を再度振り向かせたい。
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