ドイツ・ブンデスリーガ第4節、FCアウクスブルク対1.FSVマインツ05の試合が現地時間20日に行われ、マインツが4-1で勝利した。この試合で1ゴール1アシストの活躍を見せたマインツに所属するサッカー日本代表MF佐野海舟を、ブンデスリーガ公式が絶賛している。
佐野海舟がMOMの活躍!
【写真:Getty Images】
昨シーズンは6位と躍進し、UEFAカンファレンスリーグの出場権を獲得したマインツ。しかし、今季は3試合を消化した時点で1分2敗とまだ白星を得ることができていない状況だった。
この試合に先発出場した佐野は、14分に貴重な先制点をもたらす。ロングボールを弾き返されてしまったマインツだが、相手DFのパスを佐野がインターセプト。高い位置からカウンターに転じると、自らペナルティエリア前までボールを運んだ佐野が豪快なミドルシュートを沈めた。その後、追加点を記録したマインツだったが、53分にMFドミニク・コールが2枚目のイエローカードを提示されて、退場処分となってしまう。
しかし、数的不利の中でも佐野は躍動。60分には、自陣エリアでボールを奪うと、そのまま一気に前進してFWアルミンド・ジープの得点を演出した。さらに、69分にも追加点を決めたマインツは4-1でアウクスブルクを下している。
ブンデスリーガ公式サイトでは、「マインツはサノの日を迎えた」と前置きし、「昨シーズンの輝きを再び呼び起こした。佐野海舟が4-1の勝利に貢献し、力強いパフォーマンスでチームを再び軌道に乗せた。日本代表選手はゴールとアシストでチームの勝利に貢献し、ピッチで素晴らしい活躍を見せている」と、佐野の活躍を絶賛し、「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」を受賞したことを伝えた。
ドイツメディア『キッカー』も、「佐野の輝かしい1日。ボールを奪って独走、20mの距離からゴール右隅へシュートを決めて、ブンデスリーガ初ゴールを記録した」と、リーグ戦で初めてゴールを決めた佐野が勝利の立役者になったと高く評価している。