日本人3選手が所属するNECナイメヘンは現地時間21日、エールディヴィジ(オランダ1部)第6節で、SCヘーレンフェーンと対戦し、2-3で敗れた。オランダメディア『ForzaNEC』は22日、この試合でプレーしたNECの選手を採点。途中出場からゴールを記録したサッカー日本代表FW小川航基を高く評価している。
現地メディアが鋭く指摘
開幕3連勝を飾り、スタートダッシュに成功したものの、直近2試合は連敗中のNEC。連敗を止めるべく臨んだ一戦では、塩貝健人と佐野航大が先発入りし、小川はベンチスタートとなった。
敵地に乗り込んだNECは、62分までに3点を許す厳しい展開に。それでも58分からピッチに立っていた小川が、流れを変える。65分、左CKから28歳の日本人ストライカーがヘディングでゴールを決めると、83分にはポストプレーからサミ・ウィッサのゴールを演出。小川が限られた時間で、1ゴールと1アシストをマークしたものの、NECの反撃はここまで。2-3で敗れ、3連敗を喫した。なお、佐野はフル出場、塩貝は77分までプレーした。
同メディアは、結果を残した小川に「6点」を与え、「0-3のあと、コーナーから見事なヘディング弾で一気に試合を再び緊張感のある展開に戻した。前線では塩貝よりもターゲットマン的な役割を果たせるだろう。今のNECにとってはまさに必要な存在。これで今季すでに3ゴール目となった」と高く評価した。
一方で塩貝には「4.5点」をつけ、「ストライカーとして与えられたチャンスをものにできなかった。いまだに粗削りで、ところどころプレーが雑だ。スピードはあるものの、スペースの使い方をまだうまく理解できていない場面が多い。ゴール前では非常に危険な存在だが、そこに顔を出せなければ持ち味を生かせない」と厳しく指摘した。
また、ここまでチームを牽引する活躍を見せてきた佐野には「5点」を付与。寸評を次のように記した。
「佐野でさえ及第点をもらえないとなれば、NECが出来の悪い試合をしたのは明らかだ。多くのデュエルに敗れ、そのせいでチームはなかなか前へ押し上げられなかった」
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