川崎フロンターレは23日、明治安田J1リーグ第31節で湘南ベルマーレとのアウェイゲームに臨み、2-1で勝利した。この試合でチームの2点目を奪ったのは、伊藤達哉。その得点は、この日に38歳の誕生日を迎えた小林悠のクロスから生まれた見事なゴールだった。

伊藤達哉がまたまたゴール

　前節の“多摩川クラシコ”で5試合ぶりの黒星を喫した川崎。優勝争いの生き残りをかけて、湘南との一戦に臨んだ。

　序盤から押し込んだアウェイチームは28分、ボックス内左からの三浦颯太のクロスを脇坂泰斗が頭でネットを揺らし、先制に成功。1点リードで、前半を折り返す。

　そして迎えた80分、前節で公式戦の連続得点記録が「6」でストップしたものの、好調を維持する背番号「17」がゴールを奪う。三浦の見事なインターセプトからのアーリークロスを小林が収め、ボックス内でボールを受けた伊藤のシュートは阻まれてしまう。

　それでもこぼれ球を拾った小林が、右サイドから再びゴール前に折り返すと、伊藤が右太ももでのトラップから左足で叩き込み、貴重な追加点を奪った。さすがの決定力を示した見事なゴールだった。

　このゴールでリードを2点に広げた川崎は、3分後に舘幸希にゴールを許し、1点差に迫られたが、このまま逃げ切りに成功。2試合ぶりの白星を手に入れ、勝ち点を「51」に伸ばした。