明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは9月28日時点。[1/5ページ]
10位:FC今治

【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:654万ユーロ(約11億1180万円)
最も市場価値の高い選手:マルクス・ヴィニシウス(50万ユーロ/約8500万円)
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クラブ史上初めてJ2に挑んでいるFC今治は、クラブ市場価値654万ユーロ(約11億1180万円)でリーグ10位につけている。
注目すべきはその上昇幅だ。
今年2月のリーグ開幕時点では511万ユーロ(約9億3670万円)で同カテゴリーで15位相当の評価に過ぎなかったが、そこから27.9%の伸びを記録している。
これはJ2全クラブで最も高い上昇率であり、今シーズンの躍進が数値としても裏づけられている。
シーズン中の補強は、8月にジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍で加わった安井拓也(32.5万ユーロ=約5525万円)のみ。
つまり、既存戦力が結果を出し、それぞれの価値を押し上げてきた形だ。
市場価値トップは、ここまで12ゴールを決めているマルクス・ヴィニシウスで50万ユーロ(約8500万円)。ウェズレイ・タンキ(45万ユーロ=約7650万円)、ヴィニシウス・ディニス(40万ユーロ=約6800万円)が続き、ブラジル人助っ人が上位を占める。
リーグ戦で5ゴール3アシストを記録している20歳の横山夢樹は、開幕時の市場価値が20万ユーロ(約3400万円)だったが、最新版では27.5万ユーロ(約4675万円)になった。
弓場堅真、梅木怜(いずれも20万ユーロ=約3400万円)、梶浦勇輝(35万ユーロ=約5950万円)など、今後さらなる上昇が期待できる若手も多く在籍しており、ファンも若手の成長を楽しみにしているはずだ。
J3から昇格してきた今治は、初挑戦のJ2で現在9位。市場価値の急上昇はクラブの成長を象徴しており、今季は未来への期待を抱かせるシーズンとなっている。