明治安田J2リーグ第31節が9月27日に各地で行われ、ジェフユナイテッド千葉はフクダ電子アリーナでロアッソ熊本と対戦し、2-2で勝点1を分け合った。千葉は自分たちの流れを作りながら多くの決定機を逃していた。2試合連続得点を決めた呉屋大翔は「決め切ることに対して責任をもってやっていきたい」と強調する。(取材・文:石田達也)
「常に追うような形になってしまった」
2度、リードを許し、2度、追いつき、2-2のドローゲームとなったが、内容と結果だけを見ればジェフユナイテッド千葉にとっては痛い勝点1だったかもしれない。
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「常に追うような形になってしまったので、すごく苦しいゲームにはなりました。その中でも自分たちはしっかりと前に出てチャンスを作り出すことはできました。決定機の多さを考えると勝点3を取りたかったという印象です」と小林慶行監督は振り返った。
J1自動昇格レースも大詰めを迎え、残り8試合。ラストの第4コーナーにさしかかっている。勝点1差で首位の水戸ホーリーホックと2位のV・ファーレン長崎を追走する3位の千葉にとって、勝点3を上積みしたいホームでの大一番だ。
一方のロアッソ熊本は17位としながらも降格圏の18位・レノファ山口FCとは勝点8差で、残留を確定させるためにも勝利を欲していた。
直近5試合での対戦成績では天皇杯(PK戦での敗戦)を含め1勝1分3敗。千葉にとって決して相性が良いとは言えない相手でもある。プレー強度と運動量はリーグ屈指で、変則的かつ流動的な[3-3-1-3]の布陣をベースに相手ゴール方向へと前進をしてくる。
リーグでの前回対戦では熊本にボールを保持され前に出ていけない状況を作られた。その課題を埋めるべく千葉は前へ前へとプレスに出て行く。
