かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。
3位:久保建英(くぼ・たけふさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
推定年俸:520万ユーロ(約8億8400万円)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
25/26リーグ戦成績:7試合1ゴール0アシスト
久保建英は、スペインのレアル・ソシエダで推定520万ユーロ(約8億8400万円)の年俸を受け取っている。
日本人選手としては欧州5大リーグで3番目の高額サラリーを誇る。
2022年夏にレアル・マドリードからソシエダに移籍した久保は、1年目にリーグ戦で9ゴール7アシストを記録してブレイクした。
翌2023/24シーズンも、相手のマークが厳しくなる中で7ゴール4アシストとコンスタントに活躍。2024年2月に契約を更新し、年俸は200万ユーロ(約3億4000万円)から現行の条件に引き上げられた。
今シーズンは開幕節のバレンシア戦でゴールを決めて好スタートを切ったが、以降は得点に関与できていない。
これは久保個人の問題というより、チームの不調による部分が大きい。ソシエダは第7節終了時点で17位と下位に低迷している。
とはいえ、在籍4年目、チーム内で2番目に高い給料を受け取る久保は、苦境からチームを救う活躍が求められているのも事実だろう。
9月28日のバルセロナ戦では途中出場し、クロスバー直撃の惜しいシュートも放った。
地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は「見事なシュートで、あと一歩で同点弾となる場面だった。チームには彼が必要だ」と評価し、改めて期待を寄せている。
現在は、9月の代表戦で足首の負傷でコンディションが万全ではないというが、復調すればチームの浮上に不可欠な存在となるだろう。
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