かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。
5位:南野拓実(みなみの・たくみ)
生年月日:1995年1月16日
推定年俸:391万ユーロ(約6億6470万円)
所属クラブ:ASモナコ(フランス)
25/26リーグ戦成績:6試合2ゴール1アシスト
南野拓実は、フランス・リーグアンのモナコで推定391万ユーロ(約6億6470万円)の年俸を受け取っている。
欧州5大リーグでプレーする日本人選手としては、5番目に高額なサラリーだ。
南野は2015年1月にセレッソ大阪からRBザルツブルクに移籍して欧州でのキャリアを始めた。
2020年1月にはリヴァプールに加わり、2022年夏に1500万ユーロ(約25億5000万円)の移籍金でモナコの一員になっている。
リーグ・アン1年目は1ゴール4アシストと期待ハズレに終わったものの、2年目はザルツブルク時代の師であるアドルフ・ヒュッター監督の就任も追い風となり、9ゴール6アシストと完全復活。チームの攻撃の中心として存在感を放った。
2024/25シーズンはリーグ戦で6ゴールとやや得点数を減らしたものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では3ゴールを挙げ、国際舞台でも活躍した。
今シーズンは開幕から状態が良く、ここまでリーグ・アンで2ゴール1アシストを記録している。
昨シーズン最終戦でキャプテンマークを巻いたリーダーシップからか、ピッチ上で見せるどん欲さがさらに際立っている印象だ。
9月25日に公開されたクラブメディアのインタビューでは、現在の成績に「おおむね満足している」としつつ、「目標は毎試合ゴールかアシストを記録すること」と力強く語った。
モナコは前線の選手に積極的なプレッシングを求めており、日本代表と戦術的な共通点もあるだけに、クラブでの活躍をFIFAワールドカップ(W杯)にもつなげていきたいところだ。
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