フットボールチャンネル

「進化したルートワンサッカー」三笘薫らドリブラーだけじゃない!?GKも変化「チャンスメーカーになる時代」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

 ブライトンに所属する28歳の日本代表MF三笘薫や、マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表FWマテウス・クーニャなど、近年では一人でゴールまで決めることができるドリブラーが増えている。その影では、GKの戦術も変化しているようだ。米紙『ニューヨーク・タイムズ』が22日に報じている。

GKが直接アシストで、三笘薫の得点を演出

ブライトンの三笘薫
【写真:Getty Images】

 三笘は昨季、今年2月に行われたチェルシー戦で、GKバルト・フェルブルッヘンのロングパスを華麗にトラップし、得点まで決める凄技を見せていた。

 ポイントは、単なるロングボールではなく、攻撃へ繋がるロングパスだった点だ。

 現代サッカーでは、ロングボールを美しいタッチでコントロールし、クリアを一気に決定機へと変えてしまう選手が増えている。

 かつては、GKがボールを持つと選手たちはハーフウェーライン付近に密集し、最初の競り合いとセカンドボールを拾う準備をしていた。

 それが今は、GKがショートパスを出す可能性があるため、相手DFは下がり、FWは前からプレスをかける。その結果、ピッチの各所にスペースが生まれている。

 同紙は「GKがチャンスメーカーになる時代」とし、「近年GKがロングパスで得点機を生むシーンが増えている。

 昨季のプレミアリーグでは、GKが直接アシストしたゴールが9点と過去最多を記録。2011/12シーズンにはゼロだったことを考えると、これは大きな変化だ」と分析した。

 それを可能にしているのが、トラップの質の向上だ。

 同紙は「GKが狙いすましたロングパスを出し、FWが走りながら魔法のようなトラップで受ける。まさに、進化したルートワンサッカーだ」と伝えている。

【関連記事】
【写真】三笘薫は? 欧州日本人選手、高額年俸ランキング1〜10位 2025年最新版
【動画】もはや伝説!? 三笘薫、衝撃の独走ゴール
三笘薫は「プレ動作」が違う。「勝てる立ち位置まで相手を誘導する」ボールの触り方【特集:松井大輔のドリブル分析】


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!