2025シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。ここまで順調なシーズンを過ごしている選手がいる一方で、未だ出場機会に恵まれていない選手も多くいる。今回は、リーグ終盤に差し掛かった状況で、まだJ1での出番がない23歳以下の逸材をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月6日時点。[1/5ページ]
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DF:松本遥翔(まつもと・はると)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年9月29日(19歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
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松本遥翔は、鹿島アントラーズユースが育てた若き右サイドバック(SB)だ。
今季からトップチームに昇格したものの、2025明治安田J1リーグでの出場時間はいまだ0分。だが、“ユースNo.1のSB”との呼び声が高い19歳は、熾烈なポジション争いを勝ち抜くだけのポテンシャルを備えている。
今でこそ右SBを主戦場としているが、中学時代の松本は主にセンターバックとしてプレーしていた。
右SBにコンバートされたのは鹿島ユースに入団してからであり、スピードと馬力のあるドリブルで攻め上がる様は迫力抜群。突破後のクロスも質が高く、サイド攻撃の要となれる。
その圧倒的なフィジカルから、松本は各年代のサッカー日本代表でも一際目立つ存在だった。
代表チームではキャプテンを務めた経験もあり、優れたリーダーシップは今後のキャリアでも大いに役立つだろう。
鹿島の右SBには濃野公人という偉大な先輩がいるため、レギュラー奪取は決して容易ではない。
J1リーグでの出場機会こそないが、2025年6月11日に行われた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会 2回戦のザスパ群馬戦では87分から途中出場。本拠地『メルカリスタジアム』で念願のプロデビューを飾っている。
着実に、しかし確実に、松本は鹿島でキャリアを前進させている。