オランダ・エールディヴィジ第11節、スパルタ・ロッテルダム対AZアルクマールの試合が現地時間2日に行われ、AZが1-0で勝利した。オランダメディア『de telegraaf』は3日に、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏が問題行動を繰り返すAZのオランダのU-21代表DFウーター・フースについて、厳しい言葉を送っていたことを伝えている。
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問題行動を繰り返すDFに苦言

【写真:Getty Images】
第6節のフェイエノールト戦で、フースはサッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、プレーとは関係ない場面で背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返していたことがカメラに捉えられており、現地で批判されていた。
そんなフースは、ロッテルダム戦で再び問題行動を起こして、現地でも話題になっている。
ロッテルダム戦での79分、コーナーキックを得た相手チームのFWトビアス・ローリッセンやDFブルーノ・マルティンス・インディに対して、フースは突き飛ばしたり、抱きついたりなどの行為を繰り返したことで審判から注意を受けた。
しかし、審判から口頭で注意をされたにも関わらず、フースは再び同じ行為を繰り返し、審判も再度選手の間に入ると、フースを突き飛ばして試合を止めてイエローカードを提示した。
同メディアは、「スパルタ・ロッテルダム対AZアルクマールの試合で、主審がフースを突き飛ばした件が話題になっている。ファン・バステン氏は、フースについてあまりよく言っていない」と前置きし、レジェンドのコメントを次のように伝えている。
「フースは変な選手だ。間違ったやり方で注目を集めようとしており、男らしくデュエルに臨むべきだ。
少し衝突しただけで地面に倒れ込むような選手は何の役にも立たないだろう。
あのようなプレーをするのは“笑いもの”であり、リスペクトに値しない」
また、あのような選手と対戦した場合はどのように対処するかと聞かれたファン・バステン氏は、「可能なら痛めつけるよ」と厳しい言葉を送っている。
元オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデル氏も、「(元イタリア代表)DFマルコ・マテラッツィであれば笑い飛ばしていただろう。あの“子ども”はもうこんなプレーは止めるべきだ」と、過去に対戦したマテラッツィ氏に言及しつつ、フースの振る舞いに苦言を呈した。