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「そこにいれない自分の力不足」菅原由勢がサッカー日本代表選外のときに考えていたこと。「唯一無二の存在になれるように」

text by 編集部 photo by Noriko NAGANO

 サッカー日本代表は11月10日、千葉市内で14日のガーナ代表、18日のボリビア代表との国際親善試合に向けて始動した。今夏、ヴェルダー・ブレーメンに移籍した菅原由勢は所属クラブで結果を残し、9月以来の代表復帰。代表への思いを語っている。
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9月以来のサッカー日本代表復帰の菅原由勢が選外の間に考えていたこと

菅原由勢

【写真:Noriko NAGANO】


 サウサンプトンからドイツの古豪ブレーメンへレンタル移籍している菅原由勢は、今年8月の加入以降、試合を重ねることにパフォーマンスを向上させ、いまやチームに欠かせない存在となっている。

 現地時間7日に行われたブンデスリーガ第10節・ヴォルフスブルク戦でも圧巻のクロスで決勝ゴールをアシストし、勝利に貢献した。

 菅原の持っているストロングをチームも理解しているようだ。

「僕が攻撃に関わるタイミングはもっと思い切って行っていいっていうところは言われてて、もちろんリスク管理の部分はありますけど、自分の強みが攻撃に関わることなんだったらそれを武器にできるようにアピールしなさいと監督からも言われている。自分の強みをすごく理解してくれてる監督ですごくありがたいです」

 代表は9月以来の復帰。選ばれていなかった期間はどんなことを考えていたのだろうか。


「自分が選ばれるようなパフォーマンスができてなかったところが一番のところだと思う。代表は常にベストな選手が選ばれるところだと僕は思うし、監督もそういう判断をしている中で僕自身のパフォーマンスもまだまだ良くなかったし、ここから上げていかなきゃいけないというメッセージ性を感じた。

 改めて、このブレーメンで自分の力を証明しようというか、自分がチームの勝利に貢献できるような選手にならないといけないっていう強い思いを逆に持たせてくれた。ブラジルに勝ったりっていう新しい刺激をもらえたので、すごい有意義な時間になったと思います」

 日本代表は10月、菅原が不在のときにブラジル代表を相手に3-2で勝利した。感情としてあるのは悔しさではなく、自身へのふがいなさだった。

「そこにいれない自分の力不足さを(感じた)。自分自身もっとこだわっていかないといけない。他の人がどうとかよりは、自分自身こうなっていかなきゃいけないっていう像を自分の中でしっかり描いている部分もある。ブレーメンである程度、自信を持ってやっていかないといけない。しっかり自分がピッチに入ったときに唯一無二の存在になれるように常に考えています」

 右サイドバックを本職とする菅原は、3-4-2-1のシステムの代表において、難しい立場に置かれているが、今年最後の戦いでアピールをしたいところだ。

(取材:加藤健一、文・構成:編集部)

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【了】

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