クラブの収益のためにも、スタジアムの雰囲気を高めるためにも、サッカークラブにとって、観客の存在は欠かせない要素である。多くの観客を呼び込むためには、スタジアムの立地も重要だが、理想的な場所に拠点を構えることができないクラブも多くある。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄り駅からスタジアムまでの距離を『Googleマップ』で調査。距離が遠い順にランキング化して紹介する。［1/5ページ］
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5位：愛鷹広域公園多目的競技場
【写真：Getty Images】
使用クラブ：アスルクラロ沼津
最寄り駅：沼津駅
徒歩：94分
距離：6.1km
J3のアスルクラロ沼津の本拠地「愛鷹広域公園多目的競技場」は、最寄りのJR沼津駅から6.1kmの距離にある。
駅からスタジアムまではほぼ一本道で、道に迷う心配は少ない。ただし、上り坂が続く地形と距離を考えると、徒歩での来場は現実的ではない。
アクセス手段としては、沼津駅から出る臨時バスが便利で、スタジアムまでの所要時間は約20分。通常の路線バスでもアクセス可能だが、利便性では臨時バスに軍配が上がる。
また、新幹線が停車するJR三島駅からは約9kmの距離。タクシーを利用すればおよそ20分でスタジアムに到着できる。
三島駅から沼津駅までは電車で5分程度だが、乗り換えの煩わしさを避けたい遠方の来場者にとっては、三島駅から直接向かうのも有力な選択肢となる。
車でのアクセスも良好だ。
東名高速道路の「沼津IC」や「愛鷹スマートIC」からは約5分、新東名高速道路の「長泉沼津IC」から約10分。公園内には約1000台分の駐車スペースが用意されており、近隣県からの来場にも対応している。
ただし、試合日は駐車場が混雑するため、クラブは沼津駅周辺のコインパーキングの利用を推奨している。
とはいえ、臨時バスの混雑を避けたい心理もあり、自家用車での来場が主流となっているのが実情だ。
2025シーズン、アスルクラロ沼津は最終節を残してJ3最下位が確定し、J3・JFL入れ替え戦に臨むことになった。
クラブにとって最大の正念場となるこの一戦に、どれだけのファンが駆けつけるだろうか。
