明治安田J2リーグは29日に最終節が行われる。前節終了時点で首位のV・ファーレン長崎を含む上位3チームがJ2優勝、そしてJ1昇格の可能性があるという状況だ。自動昇格のチームもまだ決まっておらず、4チームに可能性が残っている。そこで、気になる3チームの優勝条件、そして4チームの自動昇格条件をまとめた。
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首位のV・ファーレン長崎を含む3チームに優勝の可能性

【写真：Getty Images】

　前節、水戸ホーリーホックに勝利したことにより、最終節を前にして長崎が首位に立った。

　37節終了時点で首位の長崎は勝ち点69、2位の水戸は勝ち点67、そしてこの2チームを追いかける3位のジェフユナイテッド市原・千葉は勝ち点66となっている。

　首位の長崎は最終節、敵地で4位の徳島ヴォルティスと対戦する。

　仮に長崎が勝利した場合、無条件でJ2優勝、そしてJ1自動昇格が決まる。

　また、引き分けた場合でも、自動昇格は確定。2位の水戸が引き分け以下に終われば、優勝も決まるという状況だ。

　そして、敗北した場合は、2位の水戸と3位の千葉が引き分け以下に終わると、優勝が確定。自動昇格に関しても、2位の水戸が引き分け以下、もしくは3位の千葉が引き分け以下で確定となる。

　仮に水戸、千葉ともに勝利した場合、長崎は後者との得失点、または総得点数を争うことになる。

　一方で、前節で惜しくも長崎に敗れて2位で最終節を迎えることになった水戸は、ホームで大分トリニータと対戦する。

　優勝のためには勝利が必須の状況であり、さらに長崎が引き分け以下の結果に終わる必要がある。

　なお、勝利した場合は自動昇格の2位以上でフィニッシュとなる。

　仮に引き分けたとしても、3位の千葉が引き分け以下であればJ1昇格だ。

　水戸が敗北した場合は、3位の千葉が敗北かつ、4位の徳島が引き分け以下の条件を満たせばJ1昇格だ。

　3位の千葉は、最終戦で10位のFC今治をホームに迎える。

　長崎を3ポイント差で追いかける千葉は、逆転優勝のためには勝利が必須だ。

　そして勝利したとしても、長崎が黒星、そして水戸が引き分け以下に終わらない限り、優勝は実現しない。それらの条件が満たされたとしても、得失点差で長崎を上回る必要がある（前節終了時点で長崎の得失点差は19、千葉は17）。

　なお、得失点差で並んだ場合は総得点が多いチームが上位となる。

　また、自動昇格に関しては、千葉が勝利した場合、長崎が敗北して千葉が得失点差を上回る、もしくは2位水戸が引き分け以下に終わった場合に確定する。

　千葉が大分と引き分けた場合は、2位の水戸が敗北し、得失点差で水戸を上回る（前節終了時点で水戸の得失点差は19）、さらに4位の徳島が引き分け以下でなければならない。

　そして、長崎と対戦する徳島も自動昇格の可能性が残っている状況だ。

　条件としては、徳島が勝利するかつ、2位の水戸が敗戦、そして3位の千葉が引き分け以下に終わる必要がある。

　果たして、J2優勝、そして自動昇格となるのはどのクラブなのだろうか。

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