FIFA
【写真:Getty Images】
国際Aマッチが行われた後に更新されるFIFAランキング。直近では11月20日に更新され、いくつかの国々が順位を入れ替えている。過去これまでの更新で順位を徐々に上げてきた国がある一方で、徐々に順位が落ちている国も存在する。そこで今回は、10年前から現在までFIFAランキングの順位を下げた国をランキング形式で紹介する。※成績やスタッツは4日時点の『transfermarkt』を参照。FIFAランキングは4日時点の『FIFA』を参照。下がった順位が並んだ場合は、現在の順位が低い順にランキング。[1/5ページ]
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5位:チャド代表
チャドの国旗
【写真:Getty Images】
10年前のFIFAランキング:114位
現在のFIFAランキング:177位
下げた順位:63位
アフリカ大陸の中央部に位置するチャド代表が、本ランキングの5位にランクインした。
FIFAワールドカップ(W杯)26・アフリカ予選にて、わずか勝ち点「1」しか得ることができなかったチャドは、現在18試合連続で未勝利が続いている。
最後に勝利したのは、2024年3月27日に行われたモーリシャス代表戦で、それ以来、実に約1年9カ月もの間、勝利から遠ざかっている。
ただ、チャドの歴戦を辿ってみると、さらに長い未勝利記録を残していた。
2015年11月14日のエジプト代表戦での勝利を最後に、2019年10月13日のリベリア代表戦まで白星を飾ることができなかったのだ。
実に、約3年11カ月もの間、勝ち星を逃し続けていたということになる。
しかし、上記したリベリア戦以降も厳しい状況が続き、その次に勝利したのが約4年5カ月後の2024年3月23日のモーリシャス戦だった。
つまり、この約10年間でわずか3勝しかできていないということになる。
当然、このような結果が続くとなるとFIFAランキングも大きく変動してしまう。
2016年4月に97位まで順位を上げていたチャドだったが、同年11月には一気にランクを落とし、152位になってしまう。
その後、大幅な下落はなかったものの、2017年11月には168位まで順位を落としている。
そのまま、順位が上がることなく、一時は181位になっていたが、現在はわずかに上昇し、177位の座につけている。
一刻も早く勝利を収めて、連続未勝利記録を止めたいところだ。