2025シーズンの明治安田J1リーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1の20クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
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5位:鹿島アントラーズ
本拠地:メルカリスタジアム
収容可能人数:3万9,095人
平均入場者数:2万7,401人
9シーズンぶり9度目のJ1リーグ優勝を果たした鹿島アントラーズは、集客面でも記録的な一年となった。
クラブ史上最多だった2024シーズンの1試合平均2万3,027人から約19%増加し、今シーズンは2万7,401人を動員した。
2月26日の第3節アルビレックス新潟戦(1万2,106人)や、4月25日の第12節名古屋グランパス(1万3,550人)は平日開催の影響もあり動員が伸びなかった。
しかし、チームがシーズン序盤から首位争いを展開したことで、スタンドには徐々に熱気が戻っていった。
第16節の川崎フロンターレ戦は国立競技場で開催され、シーズン最多の5万9,574人を動員。新国立で行われたJ1の試合としては史上最多の観客数となった。
これが平均を引き上げたことは確かだが、2023シーズンと2024シーズンも同様に国立開催が1試合ずつあり、条件としては今シーズンと変わらない。
また、スタジアム名称が「県立カシマサッカースタジアム」から「メルカリスタジアム」に変わった7月以降は、ホーム7試合中5試合で3万人超えを達成した。
最終節の横浜F・マリノス戦では3万7,079人が来場し、満員のスタジアムで9年ぶりのリーグ優勝の瞬間を見届けた。

