レアル・ソシエダMF久保建英【写真:Getty Images】
スペイン・ラ・リーガ第16節、レアル・ソシエダ対ジローナの試合が現地時間12日に行われ、ソシエダが1-2で敗れた。スペインメディア『Mundo Deportivo』は同日に、この試合に先発出場したソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英について厳しい評価を下している。
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決定機逸に現地は厳しい評価
降格圏内の18位に沈むジローナを、14位のソシエダがホームに迎えた一戦。
この試合に先発出場した久保は、開始早々の1分に決定機を迎える。
FWアンデル・バレネチェアがゴール前に入れたクロスに対して、ペナルティエリアに飛び込んでいた久保はフリーでボールを受けるも、シュートは枠を外れた。
13分には、絶妙なスルーパスでFWゴンサロ・ゲデスの決定機を演出している。
しかし、84分、久保とDFホン・アランブルがジローナのDFアレックス・モレノに寄せるも、ドリブルでの突破を許してしまう。結局、モレーノのクロスをFWビクトル・ツィガンコフがダイレクトで流し込み、ソシエダは逆転されてしまった。
同メディアは、「前回の試合とは異なり、彼の輝きは向上していたものの、ボールへの精度と判断力は乏しかった。そして、時間が経つにつれて衰えてしまっている。全く不十分だ」と述べつつ、「開始早々、バレネチェアからのパスで迎えた決定機を逸した。
後半は、唯一残された攻撃の選択肢だったにもかかわらず、ほとんど存在感がなかった」と、久保のパフォーマンスに厳しい評価を下している。
スペインメディア『AS』は、「試合の立ち上がりは良かった。先週の試合とは比べ物にならない」と前置きし、「15分には、素晴らしい個人技で、素晴らしいゴールを決める寸前だった。
ソシエダは、久保が相手との1対1のチャンスを狙っていることに気づいていたが、後半は勢いを失ってしまった」と、『Mundo Deportivo』と同様に、後半失速してしまったことを指摘していた。
また、『ElDesmarque』も、「試合開始直後は、最近の試合よりも良いプレーを見せた。ボールへの関与が増し、メンデスやゲデスとの連携も改善している。
しかし、チームメイトと同様に、彼も時間が経つにつれて勢いが衰えた。終盤にはキープレーヤーとして活躍したものの、チームメイトとの連携が取れていなかった」と述べた上で、平均点となる「5」の評価をつけている。