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J1 24時間前

もはや別チーム!? J1、ラスト10戦で最強だったチームランキング1~5位。終盤戦で強さを示したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

J1、ラスト10戦で最強だったチーム【写真:Getty Images】



 2025年のJ1リーグ全日程が終了し、鹿島アントラーズが9年ぶりの王座に返り咲いて幕を下ろした。順位を大きく左右する終盤戦で、最も力を発揮したのはどのクラブだったのか。今回は、ラスト10試合で好成績を残したクラブをランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
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5位:横浜F・マリノス

横浜F・マリノス 写真撮影
ラスト10戦で強さを発揮した横浜F・マリノス【写真:米田光一郎】

2025リーグ戦順位:15位
ラスト10試合の成績:6勝0分4敗
ラスト10試合の総得失点数:20得点12失点



 終盤の10試合で白星が先行したのは、開幕から低調な戦いが続いていた横浜F・マリノスだ。

 ラスト10試合の成績は6勝4敗。数字だけ見れば波こそあったものの、シーズンを通して苦しんだ状況を考えれば、復活の兆しを感じさせる内容だった。

 極度の不振から一時はクラブ史上初の降格危機に瀕したマリノスだが、6月下旬に就任した大島秀夫監督のもとで終盤戦は明らかにチームが立ち直りつつあった。

 選手の適材適所を見極めた起用や、守備の整理など、短期間でのテコ入れが実を結び、後半戦は徐々に本来の姿を取り戻していった。

 その象徴が第34節、浦和レッズ戦からの怒涛の4連勝だ。

 わずか4試合で12得点1失点という圧巻のパフォーマンスを見せ、残留争いの渦中で一気に流れを引き寄せた。

 連勝の相手にはサンフレッチェ広島や京都サンガF.C.といった上位チームも含まれており、単なる勢いではないことを証明している。

 また、夏の移籍市場での補強がチーム再生に大きく貢献した点は見逃せない。

 後半戦だけで6得点を挙げ、新たな得点源となった谷村海那、多くのチャンスを生み出したジョルディ・クルークス、約1年半ぶりの復帰で不安定だった最終ラインに安定感をもたらした角田涼太朗など、攻守にわたり補強が的確に機能した。



 ラスト10戦で見せたマリノスの変貌ぶりは、前半戦の苦境からは想像もつかないほどだった。

 大島監督のもとで再構築が着実に進む今、来季こそ名門クラブが完全復活を遂げられるのか。その歩みに注目が集まる。

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