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もうパンパン! Jリーグ収容率ランキング16~20位。まだまだ上位!客席が埋まるスタジアムは?【2025年決定版】

シリーズ:Jリーグ収容率ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

もうパンパン! Jリーグ収容率ランキング16~20位
もうパンパン! Jリーグ収容率ランキング16~20位【写真:Getty Images】



 2025シーズンのJリーグは全日程が終了した。観客動員はどのクラブにとっても重要だが、同じ観客数でも「空席の有無」でスタジアムの印象は大きく異なる。今回はJリーグ全60クラブのホームスタジアムにおける収容率に注目し、集客の多寡をランキング形式で紹介する。なお、対象はクラブの本拠地限定とし、国立競技場などでの開催は該当しない。[1/5ページ]

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20位:アスルクラロ沼津

アスルクラロ沼津の本拠地・愛鷹広域公園多目的競技場
アスルクラロ沼津の本拠地・愛鷹広域公園多目的競技場【写真:Getty Images】

本拠地:愛鷹広域公園多目的競技場
平均入場者数:3,417人
収容可能人数:5,110人
収容率:66.9%



 アスルクラロ沼津は2025シーズン、J3リーグで1試合平均3,417人を動員し、収容人数5,110人の「愛鷹広域公園多目的競技場」で66.9%の収容率を記録した。

 この数字はクラブ史上最多の観客数であり、収容率はJ3クラブの中でトップだった。

 2024シーズンの1試合平均動員が2,633人だった沼津は、2025シーズン開幕戦のガイナーレ鳥取戦で2,844人を動員し、まずまずの滑り出しを見せた。

 第2節の松本山雅FC戦では、相手サポーターが多く訪れ、ゴール裏の芝生席を開放。収容人数を大きく超える7,029人が入場し、収容率は137.6%を記録した。

 だが、それ以降はなかなか観客数が伸びなかった。

 スタジアムに空席が目立たなくなったのは、9月14日に成績不振で中山雅史監督が退任し、鈴木秀人ヘッドコーチが監督に就任した頃からだった。

 8月以降のホームゲーム7試合では、全て収容率が70%超え。第25節の栃木シティ戦は4,722人を動員し、92.4%の収容率を記録した。

 成績不振に直面する中、残留を願うサポーターの声援がスタンドを埋めた。



 それでも沼津は第21節以降、最下位から抜け出すことができず、J3・JFL入れ替え戦へ。その第2戦では、愛鷹に8,255人が詰めかけたが、試合終盤に退場者を2人出すなど厳しい展開となり、第1戦のビハインドを覆せず、JFLへの降格が決まった。

 2018シーズンから9年間在籍したJ3で最もスタジアムが賑わったシーズンは、皮肉にも最も厳しい結末を迎えることとなった。

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