サッカー中国代表【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)は22日、2025年最後のFIFAランキングを発表した。中国メディア『網易』は23日に、中国代表とサッカー日本代表や韓国代表の順位を比較しつつ、自国の現在地について伝えている。
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最新のFIFAランキング順位に中国メディアはショックを隠せず
最新のFIFAランキングで、日本代表は前回の発表から順位は変わらず18位だった。
アジアの中ではトップを維持しており、20位にイラン代表、22位に韓国代表が続いている。
一方で、中国代表は、93位で2025年を終えるという結果となった。これは、アジアの中で14位という数字だ。
同メディアは、「FIFAは2025年最後のランキングを発表し、中国代表チームは世界で93位、アジアでは14位となった」と前置きし、中国の現状について次のように述べている。
「約5ヶ月間親善試合が行われていない状況で、このランクの低さは代表チームにとって危険な状況だ。対策を講じなければ、ランキングは間違いなく今後も下がっていくだろう。
過去10年間のランキング推移を振り返ると、2017年に71位とピークに達したが、2022年以降は急激に順位を落としている。
2024年には80位から90位に、さらに2025年には93位へと転落した」
また、「中国代表チームとアジアのトップチームとの差は拡大している。
世界ランキングでは、日本が18位、イランが20位、韓国が22位で、アジアの上位を維持している状況だ。中国代表との順位差は70位以上に広がっている」と、日本代表らアジアのTOP3と比較し、差を嘆いている。
アジア最終予選で敗退が決まった中国は、ブランコ・イバンコビッチ監督の解任を6月に決断。
しかし、シャオ・ジアイー新監督の就任が決まったのは11月であり、指揮官が決まるまでの期間は親善試合も開催できていなかった。
記事では、「中国代表にとって、2025年のランキングは不合格点である。親善試合の対戦相手を見つけるのも難しい状況だ。
強豪チームは競技価値や商業的な問題から招待するのが難しい。弱小チームとの対戦は意味がなく、FIFAランキングのポイントは多少獲得できても、チーム育成という目標を達成するのは困難だ」と、中国の苦しい現状を指摘している。
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