日本サッカーの聖地として知られる国立競技場(MUFGスタジアム)は、東京2020オリンピック(東京五輪)に向けた改修を経て、現在も日本サッカー界を象徴する舞台であり続けている。今回は、2025年度に国立で開催されたサッカーの試合を観客動員数をランキング化し、少ない順に1位から5位までを紹介する。[1/5ページ]
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5位:鹿島学園対流通経済大学柏高等学校
観客数:4万2,626人
開催日:1月10日(土)
大会:高校サッカー選手権準決勝
2026年1月10日に行われた全国高等学校サッカー選手権大会準決勝、鹿島学園対流通経済大学柏高等学校は、国立競技場に4万2,626人を集めた。
2025年度に国立競技場で開催されたサッカーの試合でワースト5位の動員数にあたるが、トップレベルのプロやサッカー日本代表が立つ舞台で、高校サッカーがこれだけの観客を動員した点は特筆に値する。
国立競技場は、高校サッカーに挑む選手たちにとって“夢の舞台”とされてきた。
一方で、代表戦やJリーグと比べれば知名度は高くなく、スター選手がいるわけでもない。
その条件下で4万人超の観客を集めたことは、冬の選手権が持つブランド力の強さを示している。
準決勝2試合の中で、このカードにより多くの観客が集まった要因としては、地理的条件が大きい。
茨城県代表の鹿島学園、千葉県代表の流通経済大柏はいずれも首都圏に位置し、国立へのアクセスが良好だ。
OBや関係者を含め、両校に縁のある観客が集まりやすい環境が整っていた。
また、この試合は準決勝2試合のうち後に行われたカードであり、キックオフ時間の面でも有利に働いたと考えられる。
加えて、2025シーズンのJ1では鹿島アントラーズと柏レイソルが優勝争いを演じており、ユニフォームの色こそ反対だったが、この構図と重ねる声もSNS上では少なくなかった。
試合は終盤まで均衡した展開が続いたが、最後は鹿島学園が三浦春人のドリブル突破を起点に好機を創出。こぼれ球をワーズィージェイヴェン勝が押し込み、決勝進出を決めた。

