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J1 3週間前

ずっと強いのは!? J1に10年連続で在籍するクラブの平均順位ランキング1~5位。上位に絡み続けているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
10年間のリーグ戦平均順位ランキング
J1に10年連続で在籍するクラブの平均順位ランキング1~5位【写真:Getty Images】



 昨年12月に2025年のJリーグが閉幕し、現在百年構想リーグの開幕を控えている。33年間続いた国内リーグの中では、毎年昇格と降格が繰り返されている。その中でも、ここ10年の間でJ1から降格していないクラブが8つ存在する。そこで今回は、それらのクラブが記録した直近10年間のリーグ戦の順位を平均化した数値のランキングを紹介する。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。2016年の順位は、年間順位とする。[1/5ページ]
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5位:ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸
2025年のヴィッセル神戸【写真:Getty Images】

10年間のリーグ戦平均順位:7.1位
最高順位:1位(2023年、2024年)
最低順位:14位(2020年)



 ここ数年、強さを見せているヴィッセル神戸が、本ランキングの5位にランクインしている。

 2014年からJ1での戦いを続ける神戸だが、常に上位に食い込んでいたわけではない。

 2016年の7位から始まり、9位→10位→8位→14位と常に中位、もしくは下位に沈む状況が続いていた。

 とくに2022年は厳しかった。最終的に13位フィニッシュしたが、シーズン終盤まで降格圏をさまようほど、どん底に落ちていた。

 チーム状況を一変させたのが、2022年の途中で指揮官に就任した吉田孝行氏だ。

 クラブのOBかつ過去に2度指揮を執っていた吉田監督は、大きくサッカースタイルを変える。

 それまでの神戸は、アンドレス・イニエスタを筆頭に多くの元バルセロナプレーヤーをスカッドに組み込み、いわゆる“バルサ化”を目指した戦術を取り入れた。

 しかし、吉田監督は現実的なサッカーに変更。ワントップに経験豊富でJ1屈指のFWである大迫勇也を配置し、ロングボールを多様するように。

 実際、スタッツを見てみると、2023年のチームの空中戦勝利数は、2位の694回を大きく突き放す738回。大迫個人としても169回と1位の数字を叩き出しており、戦術を徹底していたことがよくわかる。

 また、守備面も改善し、前線からプレスをかけるようになり、ハードワークを厭わない選手が多く起用されるように。

 ディフェンス面の問題を整えた結果、2023年のリーグ戦では2点以上失点した試合を「0」に抑えることに成功させた。

 その結果、クラブ史上初のJ1制覇を達成。その翌年も大きく戦術を変えず、神戸に合う選手を加え、リーグ戦連覇を果たす。

 J1リーグ史上2チーム目となるリーグ戦3連覇を狙っていた昨季は、シーズン序盤に負傷者が多発。そのため試合に勝ちきれず、前半戦で落とした勝ち点が後半戦に響き、惜しくもシャーレを掲げることはできなかった。



 ただ、あれだけ苦しんでいたクラブを立て直した吉田監督は、“名将”の一言だけでは済ませられないほど、神戸にとっては恩人だったに違いない。

 ここ数年でタイトルの味を知るようになった神戸。低迷期がもう少し短ければ、7.1位という順位もさらに上がっていたであろう。

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