サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングの6位から10位を紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。[1/5ページ]
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10位:京都サンガF.C.(200)
2025リーグ戦成績:3位(J1)
2025シーズンホームグロウン人数:8人(10位タイ)
2025リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:16,538人(14位)
2024年度営業収益:約37億2000万円(17位)
2025シーズンの京都サンガF.C.は、クラブ史上最高位となるJ1リーグ3位という好成績を収め、サプライズを起こした。
パワーランキングでも前年から順位を7つ上げ、堂々のトップ10入りを果たした。
2024シーズンの京都は、シーズン途中まで苦戦を強いられたが、途中加入のラファエル・エリアスの爆発的な活躍もあって後半戦に巻き返し、14位でシーズンを終えた。
その勢いを維持したまま突入した2025シーズンは、曺貴裁監督が掲げる「ハイプレス・ハイテンポ」なサッカーが旋風を巻き起こし、開幕から上位戦線を賑わせ続けた。
チームの躍進はファンの熱量をダイレクトに刺激し、平均入場者数は前年の13,535人から16,538人へと激増。スタンドが生み出す一体感がチームの後押しとなった。
もともと育成には定評があり、ホームグロウン選手数は8人で10位タイ。背番号10を継承した福岡慎平や、経験豊富な奥川雅也らが精神的支柱として君臨したほか、夏にドイツのマインツに加入した川﨑颯太も生え抜きの選手だった。
2024年度の営業収益は約37億2000万円。リーグ全体で17位の水準で、財政規模としてはJ1下位というのが現実だ。
それでも、2025シーズンの好調により、次期の決算では大幅な増収が確実視される。
限られた予算で最高の結果を出した2025年の経験を糧に、財政規模を拡大させ、真の強豪クラブへ進化を目指したい。

