
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[1/5ページ]
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10位:FC町田ゼルビア

10位にランクインしたFC町田ゼルビア【写真:Getty Images】
監督:黒田剛
主な獲得選手:エリキ、テテ・イェンギ、バスケス・バイロン、徳村楓大
補強評価ポイント:72点(B評価)
昇格2シーズン目となった昨季は、リーグ6位という成績に終わったFC町田ゼルビア。一方で、クラブ史上初となる天皇杯優勝を成し遂げるなど、確かな成長を示したシーズンとなった。
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の戦いも控える今季だが、オフの補強は必要最小限にとどめ、昨季の骨格をベースに戦う姿勢がうかがえる。
オ・セフンやミッチェル・デュークが抜けた前線には、ヴィッセル神戸へ期限付き移籍していたエリキを復帰させた。
昨シーズン、リーグ戦で9得点を挙げた決定力は健在で、開幕戦の横浜F・マリノス戦ではいきなり2ゴールを記録。早くもチームの得点源として存在感を放っており、攻撃陣を牽引する存在として大きな期待が寄せられている。
さらに、高さという明確なストロングポイントを維持すべく、スコットランドのリヴィングストンFCから197cmの長身FWテテ・イェンギを獲得。空中戦やパワーを活かしたプレーにより、戦術の幅を広げる存在となりそうだ。
復帰組では、昨夏に栃木シティFCへ期限付き移籍していたバスケス・バイロンにも注目が集まる。
栃木シティでは途中加入ながらリーグ戦14試合で6ゴール2アシストと結果を残しており、再び町田で激しいポジション争いに挑む。
また、唯一の高卒加入となる徳村楓大も将来性豊かな逸材だ。
全国高校サッカー選手権では神村学園の一員として優勝に大きく貢献し、百年構想リーグ開幕戦ではベンチ入り。1年目から出番を掴む可能性を秘めている。
補強の量こそ多くはないが、計算の立つ復帰組に加え、前線に新たな刺激をもたらす選手を迎え入れたことで、チームとしてのスケールアップは十分に期待できる。
国内とアジアの舞台を並行して戦う今季は、町田の現在地が明確になるシーズンとなりそうだ。