明治安田Jリーグ百年構想リーグが7日に開幕し、第1節が終了した。今大会はシーズン移行に伴う特別大会として開催され、各クラブは通常とは異なる大会フォーマットのもとでシーズンの第一歩を踏み出している。約4か月間にわたって行われる短期決戦の中で、好スタートを切った選手は誰なのか。今回は、第1節で印象的な活躍を見せた選手を紹介する。※スタッツは大会公式記録を参照。情報は2月10日時点。[1/5ページ]
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MF:川辺駿(かわべ・はやお)
生年月日:1995年9月8日(30歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
新生サンフレッチェ広島の中盤においても、川辺駿の立場は揺るぎそうにない。
広島は昨季限りでミヒャエル・スキッベ監督との契約が満了。リーグ屈指の名将の後任には、ドイツを中心に指導者としてのキャリアを積んできたバルトシュ・ガウル氏が就任した。
そのガウル新体制で臨んだ第1節のV・ファーレン長崎戦。広島は新戦力の鈴木章斗らが躍動し、3-1の快勝を収めた。多彩な攻撃を展開し、明治安田J1百年構想リーグで白星発進に成功している。
この試合で、攻守両局面において存在感を放ったのが川辺だ。
[3-4-2-1]のボランチの位置で起用された川辺は、豊富な運動量でチームを支えながら1ゴールを記録。54分の得点シーンは、まさに川辺のチームへの貢献度を象徴する場面だった。
中盤でボールを奪った川辺は、前線の鈴木にパスを預ける。鈴木は中盤にボールを落とし、そこからサイドへと展開。左サイドを駆け上がった東俊希がボックス内にクロスを送り込み、ゴール前に飛び込んだ川辺が合わせてネットを揺らした。
このゴールは、川辺のボール奪取から始まり、川辺でカウンターが完結する形となった。献身的な守備と、3列目からゴール前まで飛び出す走力には、あらためて驚かされる。
そんな同選手はこの試合で、データサイト『Sofa Score』において評価点「8.3」と突出したレーティングを記録。パス成功率90%、キーパス2回と文字通り中盤を支配しており、広島の「背番号6」が伊達ではないことを証明している。

