
2026年Jリーグ補強評価ランキング【写真:Getty Images】
6日に開幕を迎えた明治安田J1百年構想リーグ。シーズン移行に伴う特別なレギュレーションのもと、各クラブはわずか半年間という限られた戦いに挑むことになる。今オフはそれぞれのクラブが明確な方針を掲げ、補強に動いた。即戦力の獲得で勝負に出るクラブもあれば、継続性やチーム力の底上げを重視する選択をしたクラブもあり、そのアプローチは実に多様だ。今回は、各クラブの補強内容を整理・分析し、戦力アップの度合いやチームへのフィット感を踏まえた独自の視点で評価し、ランキング形式で紹介していく。[1/5ページ]
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20位:東京ヴェルディ

20位にランクインした東京ヴェルディ【写真:Getty Images】
監督:城福浩
主な獲得選手:田邉秀斗、仲山獅恩、今井健人、大藤颯太
補強評価ポイント:45点(D評価)
東京ヴェルディは、厳しいオフシーズンを過ごすことになった。
最大の痛手は、ジュニアユースから育ち、長年センターラインを支えてきた谷口栄斗の移籍だ。
守備の強度だけでなく、ビルドアップやリーダーシップの面でも存在感を放っていたキーマンの流出は、チームにとって大きなダメージと言わざるを得ない。
最終ラインの軸を失ったことで、戦力ダウンの印象は拭えないのが実情だ。
加入組に目を向けても、その数はわずか4名。他クラブからの新戦力は、川崎フロンターレから加わった田邉秀斗のみとなっており、補強という観点では物足りなさが残る。
同選手は、サイドバックとセンターバックをこなせるユーティリティ性が魅力ではあるが、J1での出場は通算18試合。センターラインの主軸を失った穴を即座に埋められるかどうかは未知数だ。
一方で、ユースから昇格した仲山獅恩、今井健人、さらに流通経済大付属柏から加入した大藤颯太など、将来性豊かなタレントが加わった点はヴェルディらしい動きでもある。
とはいえ、J1という舞台で結果を残すためには、即戦力の不足という不安と向き合わなければならない。
現有戦力の底上げはもちろん、若手をいかに早い段階で戦力化できるかが鍵を握る。
厳しいオフを経たヴェルディにとって、問われるのは「育てながら勝つ」というクラブの真価だ。
百年構想リーグのハーフシーズンは、その試金石となる。